白米も美味しい!料理上手な漫画家が驚いた「防災パッククッキング」の上級技
ごはんと一緒におかずクッキング
さて、ごはんが炊けたら、次はおかずだ。 手順は、お米を炊くのと同じ。 ポリ袋に、材料と調味料を入れ、沸騰したお湯に投入。20~30分加熱する。火の通りにくい食材もあるので、加熱時間は目安で、様子を見て調整すること。 ポリ袋をいくつか鍋に入れ、同時に調理することができるので、まとめて準備をして一気に加熱!! 実際の災害時には、ごはんとおかず、同時に調理可能だ。 水道が止まった時には、とにかく水が貴重! 調理には、極力水を使わない工夫をしよう。 肉類を包丁で切ったり、手で触ったりすると包丁やまな板、手を洗うのに大量の水が必要になってしまう。切らずにすむ豚コマ肉や、引きちぎれる豚バラ肉などがおススメ。肉は直接手で触れず、ビニールごしに。 調理はすべてポリ袋の中で! ……が基本だ。 加熱用の鍋の水は、ポリ袋が浸るくらいに。ポリ袋は密封性が高いので、キレイな水を使う必要はない。非常時には、海水やお風呂の残り水を使って調理することもできる。 とにかく、ポリ袋の口をしばる時はしっかりと。心配なら、袋を二重にしよう。 袋の中の食材は、なるべく平たくした方が火の通りがよくなるし、途中、袋をおハシで引っくり返したりすると、ムラなく仕上がる。ちょっとしたコツで、出来上がりのおいしさが格段にアップするのだ! 後編「ほったらかし」で美味しい! 日常でも作りたい防災料理「パッククッキング」のすごさでは、実際に作った「防災ごはん」の数々をご紹介していきます!
折原 みと(漫画家・小説家)