“2AWのジャンボ鶴田”を目指す滝澤大志、無差別級王座奪取で完全無欠の象徴へ
5周年の2AWでの決意
【2AWタッグ選手権試合】 ――次に2AWタッグ選手権試合で今MJ2が非常に勢いを増しております。真霜選手、ナカ・シュウマ選手が結成したこのMJ2ですけども、今回挑戦者として吉田綾斗&チチャリート・翔暉が挑戦することになりました。この試合に対してどんな風に見てますか? どうなんだろうな。吉田綾斗とチチャリートの結成のいきさつがちょっと。難しいな、何て言えばいいんだろう。チチャリートが最近の吉田綾斗の試合を見てちょっと憤っている部分があって、吉田綾斗をそれこそ促すような感じで。 ――発奮させるというか。 はい。いい感じではありますけど、バランス的には。意外と蹴りも使う同士だし、意外といけると思うんですけど。 ――チチャ選手は復帰してからどういう風に見てます? 力強さは昔より増してるような気がしますね。前はもっと軽かったんですけど、ちょっと蹴りも重くなってるし、体も大きくなってるし。もしかしたら勢いで言ったら1番かもしれないですね。 ――覚悟を決めて戻ってきたかな、という風な印象を私は受けました。 やっぱり目の怪我というのは、もしかしたら引退ももちろん考えたかもしれないし。ただそれで帰ってきたからには、という部分が結構強いんじゃないですか。覚悟はあると思います。 ――そして対する王者組のMJ2に関しては、2AW、そして他団体への侵攻も含めて方々で暴れ回っておりますけれども、その辺はいかがでしょうか? やっぱりナカ・シュウマがすごく、真霜拳號と組む人間っていうのは、不思議と成長力というか伸びが変わってくるのが不思議なところ。 ――ナカ選手は覚醒したというか新境地に至ったというか、一皮も二皮もむけたかなって感じがします。 変わってますね。後ろに真霜拳號という存在がいることによって自分自身をものすごく前面に押し出してるというか、不思議な成長力を見せますね。 ――そういうパワーは何かあるんでしょうね。 安心感なんですかね。 ――やっちゃっていいよ、っていう感じなんですかね。 好き勝手に暴れても真霜拳號がそれを上手くサポートできるっていう実力があるからこそ、やっぱり好き勝手できるんでしょうね、真霜拳號という存在が。 【新世代の台頭】 ――若手世代が2AWマットの上の試合に入ってくるようになったことについてはどんな風に感じてますか? いや、もうそれは必然なんじゃないかなと思う部分もあったりして。そうじゃないと団体もいつまでも真霜拳號、吉田綾斗、自分も入ってるのか分からないですけど、そこでやっていてもしょうがないので。もうこれは必然なんじゃないかなと思う部分はあるんですけど。ただその時代の流れというか、それにそのまま飲み込まれてもしょうがないので。自分40近いので、とりあえず動けるうちは足掻けるだけ足掻いてやろうかな。そういう感じはありますね。 【2AWの5周年を振り返り】 ――今回は2AWの5周年大会ですけども、その5周年の2AWを振り返ってみて、何か思い出に残ってることとか、これは印象深い出来事だったなというのはどんな感じでしょうか? これ、リング上でも言ったんですけど、周年の大会のときに僕は2周年のときと3周年のときメインイベントでタイトルマッチを戦っていて、今回で3回目ということで。メインイベント後の節目のタイミングで3回できてるということは、結構自分にとって誇れることなのかなと思ってるので。だから自分がリングで言った“ミスター2AW”という称号を自他共に認める“ミスター2AW”になってやろうかなと目論んでる部分はあるんですけどね。 ――完全無欠の“ミスター2AW”。完全無欠。周年で頼られる存在であり続けるというところって非常に大変だと思うんですよね。それでもコンディションをキープしながら肝になる部分での大会でメインを張っているというプライドと自負というところは、非常に自分でも思っていらっしゃるんですよね。 はい。思ってます。 ――では最後に大会に向けてのメッセージをお願いします。 本当に気が付けばあっという間の5周年なんですけれども。今、若い仁木琢郎が持っているベルトを40近い滝澤が挑戦する。でもそれは決して時代を逆行させるとかそういうわけではなくて、滝澤大志を含め団体全体がさらに前進していけるような大会にできたらと思います。 ――本日は有難うございました。 ありがとうございました。 インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督)
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