立石×小西「生執事」兵庫で開幕、「黒執事」の世界観を歌とダンス、アクションで!現地レポート
全世界シリーズ累計3500万部を超えの大人気漫画『黒執事』。枢やな氏による漫画を舞台化した「ミュージカル『黒執事』~寄宿学校の秘密 2024~」が、「兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール」(西宮市)にて9月7日に開幕した。 【写真】セバスチャン・ミカエリスを妖しい魅力で演じる立石俊樹 『黒執事』は2008年からテレビアニメ化、2014年に水嶋ヒロ主演で実写映画化など多方面で、原作の世界観を再現した作品を生みだしており、2009年に初の舞台化。 その後再演を重ね、今回が8度目の上演となる。ミュージカル「黒執事」の人気は高く、ファンからは「生執事」の愛称で親しまれ、若手俳優の登竜門としてしても知られている。 ■ 8度目の舞台化のキャストは? 過去作で松下優也と古川雄大が演じた執事のセバスチャン・ミカエリスを今回演じるのは、ミュージカル『テニスの王子様』等の出演で知られる立石俊樹。そのセバスチャンが仕える名門貴族の若き当主、シエル・ファントムハイヴを演じるのは舞台『刀剣乱舞』等の出演で知られる小西詠斗だ。 2021年の「生執事」から続投となる2人だが、その後立石はミュージカル『ロミオ&ジュリエット』ティボルト役、ミュージカル『エリザベート』ルドルフ役など大作ミュージカルで主要キャストを次々に経験。 一方、小西も「『進撃の巨人』-the Musical-」アルミン役など、舞台はもちろん、ドラマ『合コンに行ったら女がいなかった話』(カンテレ)の浅葱役など映像作品でも活躍し、度々話題に。そして今回、前作から3年でさまざまな経験を積み、着実にパワーアップしたこの2人を中心に、満を持しての再演となった。 ■ 本作で描かれる舞台は「学園もの」!? 今回のストーリーは、19世紀英国の名門寄宿学校・ウェストン校が舞台。2024年4月~6月にて放送されたアニメ『黒執事-寄宿学校編-』でも描かれた、原作漫画14~18巻の「寄宿学校編」が軸になっている。 幕開きで、セバスチャンとシエルが出会い、契約を交わすシーンは「黒執事」のビジュアルイメージ通りのゴシックでダークな演出と、立石の迫力のある歌唱、小西の繊細な演技が相まって、一気に世界観に引き込まれる。 学園内のシーンでは個性豊かなキャラクターを演じる若手俳優たちが歌い踊り、迫力あるアクションシーンや、インドダンス、激しいラップバトルなど、次々と披露。客席通路を使用した演出も見所のひとつだ。 今回は「寄宿学校編」とあるだけに、明るく、時に笑いも織り交ぜながら、友情を描く場面も多い。曲者揃いの生徒たちの中でも目立つ存在のチェスロック役は、木村聖哉が残念ながら降板となってしまったが、益川和久が堂々と代役を務めていた。 ■ 2021年から続投キャスト3名からのコメントも! 【セバスチャン・ミカエリス 役:立石俊樹】今作品は 3 年半ぶりの再演で、僕・小西くん・上田さんの続投 3 名と新たに素敵なキャスト 26名を迎え、演出・音楽・振付・殺陣の全てにおいて、時を経た今だからこそできる洗練された表現をお届けします。「生執事」でしか感じられない世界観を楽しんでもらえたらと思います! 【シエル・ファントムハイヴ 役:小西詠斗】再びシエルを演じさせていただけること、心から嬉しく思います。新たな素敵なキャストの皆さまが加わり、とても新鮮な気持ちでお芝居をさせていただいています。新たな気づきや発見があり、そして役者として成長させていただける現場でとても有意義な時間を過ごしています。とてつもなく熱量のある作品ができあがったと思います。ミュージカル「黒執事」の世界をぜひ楽しんでいただけると嬉しいです。 【葬儀屋 役:上田堪大】約 3 年半の時を経て、いよいよ再演の幕が上がります。今回は出演者も増え、作品がさらに華やかになり、前回とはまた違った新たな寄宿学校になっていると思います。様々な制限があった前作からの想いを解き放ち、より深みを増した今、ご来場いただく皆さまを誘う準備は整いました。ぜひ劇場にてお待ちしております。 「ミュージカル『黒執事』~寄宿学校の秘密 2024~」は、「兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール」で9月8日まで。当日券情報等は公式サイトで確認を。 なお東京公演は、9月21日から29日まで「TOKYO DOME CITY HALL」でおこなわれる。また29日の大千秋楽公演はライブ配信も予定している。 (C)2024 枢やな/ミュージカル黒執事プロジェクト