強迫症を知ってほしい、監督が実体験もとにつづった青春映画「悠優の君へ」予告編
“強迫症”を隠して生きる高校生を描いた映画「悠優の君へ」の予告編がYouTubeで公開。新たな場面写真6点も解禁された。 【動画】映画「悠優の君へ」予告編はこちら 強迫症とは、自分にとって無意味または不合理と判断される考えや行動を制御できなくなる症状を特徴とする疾患のこと。劇中では、いつも1人で過ごし“普通”の輪から離れて生きる高校生・悠(はる)と、強迫症に悩み“普通”に憧れる優乃(ゆうの)が出会い、互いの抱える孤独と向き合いながらそれぞれの道を探すさまが描かれる。キャストには水崎涼花、小谷慈が名を連ねた。監督を務めた福原野乃花は自らの実体験をもとに、今なお苦しみの渦中にいる人たちに向けて、また強迫症をもっとたくさんの人に知ってほしいという思いから本作を企画した。 予告編は執拗な手洗いのシーンからスタート。人と関わるのが苦手な悠は、ひたすら手を洗い続ける優乃が気になり声を掛ける。優乃は7歳の頃から患う強迫症を隠し、人知れず毎日1人で苦しみ続けていた。映像には、海辺で優乃が自分の思いを語る場面や、桜の咲く道で悠が優乃に駆け寄る姿など、2人が少しずつ交流を深めていく様子も収められた。場面写真には、2人それぞれが何かを抱えているような姿や、海岸で楽しそうに会話を交わすシーンが切り取られている。 「悠優の君へ」は10月11日より東京・アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開。 (c)2023「悠優の君へ」製作チーム