（写真：映画.com）

　ロサンゼルス近郊で猛威を振るう山火事により、多くのハリウッドスターが自宅を失う事態となっている。高級住宅地として知られるパシフィック・パリセーズでは、著名人の豪邸が次々と炎に包まれ、避難を余儀なくされたと米ピープルが報じている。 　「スタートアップ」「こんなのみんなイヤ！」に出演する俳優のアダム・ブロディと「ゴシップガール」のレイトン・ミースター夫妻は、2人の子どもと暮らしていたパシフィック・パリセーズの自宅を失った。パリス・ヒルトンも米ABCニュースの映像で自宅が炎上する様子を目撃。「家族と一緒にニュースを見ながら、自分の家がライブ映像で焼け落ちていくのを見るのは、誰も経験すべきでないこと」とSNSで心境を語っている。 　ビリー・クリスタル（「恋人たちの予感」）は1979年から住み続けた思い出の家を失い、「愛に満ちあふれた家で、美しい思い出は誰にも奪えない」と述べた。女優のアンナ・ファリス（「最終絶叫計画」）も自宅を失ったが、家族全員が無事だったことに感謝の意を示している。 　避難した著名人も相次いでいる。女優のモリー・シムズ（「ラスベガス」）は涙ながらにSNSで「友人の多くが家を失い、私たちの家も無事かどうかわからない」と不安な胸の内を明かした。マンディ・ムーア（「THIS IS US 36歳、これから」）は「アルタデナの自宅が焼失し、子どもたちの通う学校も、お気に入りのレストランも跡形もない」と報告。マーク・ハミル（「スター・ウォーズ」）も妻と愛犬とともに避難し「命からがら逃げ出した」と語っている。 　消火活動を支援した著名人もいる。「ポリスアカデミー」シリーズのスティーブ・グッテンバーグは消防隊に協力し、避難活動に尽力した。 　被災地のパシフィック・パリセーズは、ロサンゼルス近郊の海に面した高級住宅街として知られ、多くのハリウッドスターが暮らす地域である。「アンダーワールド」シリーズのケイト・ベッキンセールは「ロサンゼルスでは珍しい、子育て世帯やペットが多い素晴らしいコミュニティだった」と述べ、住民たちと再建への決意を示している。