ソフトバンク渡邉陸、打撃撃強化の成果発揮 巨人戦でマルチ安打 韓国遠征では打率5割「結果を出して、来年に向けて自信に」
◆みやざきフェニックス・リーグ ソフトバンク0―0巨人(23日、サンマリン) ソフトバンクの渡邉陸捕手(24)が、打撃強化の成果を発揮するマルチ安打を放った。 ■まるで映画のワンシーン、球場入りする柳田悠岐【写真】 「7番捕手」でフル出場。3回に真っすぐを中前打とすると、8回2死一塁では、左前打を放って好機を広げた。 今季は宮崎春季キャンプ初日の打撃練習中に左第1肋骨(ろっこつ)を疲労骨折し、4月中旬から実戦復帰した。ウエスタン・リーグでは57試合に出場し打率2割1厘と低迷した。 フェニックス・リーグはこの日から参加。打撃を強化するため、福岡県筑後市のファーム施設で森笠繁4軍打撃コーチの指導の下で練習し、10月中旬にあった3軍の韓国遠征で試合を重ねた。「打ち方をどうこうするというよりも、投手との間合いの取り方などを見つめ直した」。韓国では16打数8安打で打率5割、1本塁打を残し「いい時間になった」と振り返った。 この日の2安打も「(バットの)芯に当てて、しっかりコンタクトしないと、ヒットゾーンに飛ばないし、早い打球もいかない。そういった意味ではいいヒットになった」と笑顔を見せた。 「今年の実戦は(フェニックス・リーグで)最後の期間になる。試合でしかできないことなどを試しながら結果を出して、来年に向けて自信になるようにしたい」。〝修行〟の成果を存分に出すつもりだ。(浜口妙華) 【#OTTOホークスファーム情報】
西日本新聞社