「ナダルとの対戦を願う」 ツアー初Vの23歳アコスタが“アイドル”との試合望む<男子テニス>
IEB+アルゼンチン・オープン
男子テニスのIEB+アルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、クレー、ATP250)は18日、シングルス決勝が行われ、世界ランク87位のF・ディアズ=アコスタが第3シードのN・ジャリーを6-3,6-4のストレートで破り、ツアー初優勝を果たした。男子プロテニス協会のATPは公式サイトにディアズ=アコスタにとって記憶に残る瞬間について質問しており、その中で元世界ランク1位のR・ナダルとの対戦を希望していると明かした。 【動画】母国でツアー初優勝の瞬間、23歳アコスタが頭を抱える 23歳のディアズ=アコスタは今大会ワイルドカード(主催者推薦)で出場。4試合にストレート勝ちをおさめ決勝に駒を進めた。 決勝では準決勝で第1シードのC・アルカラス(スペイン)を下したジャリーと激突。ディアズ=アコスタはファーストサービスが入ったときに73パーセントの確率でポイントを獲得するなどジャリーにブレークを許さないプレーを披露した。 リターンゲームでは5度のブレークチャンスを創出し2度のブレークに成功。1時間44分でキャリア初タイトルを掲げた。ディアズ=アコスタは今大会5試合で1セットも失うことなく完全優勝を成し遂げている。 そしてATP公式サイトはディアズ=アコスタに記憶に残る瞬間について8つの質問を投げかけており次のように答えた。 Q、ATPツアー初タイトルを獲得することはあなたにとって何を意味しますか? 「最高に幸せだ。今週、こんなことになるとは思っていなかった。子供の頃からこのために一生懸命努力してきたし、母国で優勝できてとても感慨深いよ。本当にうれしいね」 Q、あなたの人生とキャリアの中で、ツアー制覇に到達するのを助けてくれた重要な人物の何人かに、少し時間を割いて感謝を述べてもらえますか? 「家族全員。僕のチームは10年か12年前にチームを始めたので長い。そして私の家族も同様で、悪い時も良い時もあらゆる状況で常に私を助けてくれた。だから家族もチームもそうだと思う」 Q、テニスを始めたのは3歳のときで祖父母と一緒だったそうですね。テニスを始めたころの思い出は? 「僕は祖父母や両親と一緒にテニスを始めた。素晴らしい瞬間だった。僕の祖父はもういない。今日は祖母が試合を見に来ていたので、とても感動したし本当に良かった」 Q、ラファエル・ナダルはあなたの幼少期のアイドルと聞いています。人、そして選手としてどのような存在でしたか? 「僕は全仏オープンの全ての試合で彼の姿を見て育った。彼がツアーに戻ってきて対戦できることを願っている」 Q、この1年、あなたは素晴らしい成長を遂げました。何が鍵だったのでしょうか? 「メンタルの部分が鍵だったと思う。より安定したプレーができるようになった。悪い週も数年前ほどひどくはなかった。だからメンタルの部分が鍵だったと思う」 Q、テニス以外で一番情熱を注いでいることは何ですか? 「友達と一緒にいること、友達と出かけることだね」 Q、他にどんな趣味がありますか? 「サッカーを見るのが好きでリーベルプレートを応援している」 Q、これはあなたのキャリアの中で画期的な瞬間です。この勝利をどのように祝いますか? 「チームや家族と一緒に夕食をとる。でも、明日はリオに行かなければならないからね。多分、他の大会が終わった後かな!」
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