実は違反って知ってた? 気軽にやっているバイクのカスタム
マフラー交換は今や肩身が狭い
ノーマルの良さを楽しむのもいいのですが、自分好みにカスタムするのもバイクの楽しさのひとつです。しかし、気軽なカスタムでも、違反になってしまうこともあります。 【画像】違法な可能性も有り? バイクのカスタムを楽しむ様子を画像で見る(10枚) 今回は、そんな気軽にできるカスタムのなかでも、注意したいポイントを紹介します。
カスタムの定番といえば、マフラー交換です。フルエキゾーストの社外品ですべて交換する場合だけでなく、サイレンサー部分だけを交換するスリップオンタイプも、気軽さから人気となっています。 そんなマフラーの規制は時代によって細かく異なりますが、基本的には厳しくなっている傾向。装着するのは認証マフラーと呼ばれる騒音基準をパスしたものでなくてはならず、例えば2010年以降に生産されたバイクだと、認証プレートもしくはEマーク付きのものでないと違反となります。 また、試験をパスしたことを証明する書類が必要になる場合もあって、中古品には付いていないこともあるので注意が必要です。書類が無い場合は、メーカーに依頼して再発行してもらう必要があります。 さらに、騒音規制をクリアしていないと車検をパスできないのですが、車検がない排気量でも細かく騒音値が決まっているので、原付スクーターでもうるさいマフラーを付けていると、取り締まりの対象となり、測定をしたうえで整備不良となることがあるので注意してください。
意外に細かいハンドルの幅
スタイルを変えるだけでなく、乗りやすくするためにハンドルを交換する場合もあるでしょう。実際に見た目がガラリと変わったり、乗りやすくなったりするので、実用的な効果もあるカスタムのひとつです。 ただし、ハンドルの交換にサイズ変更が伴うと、基準値に入っているかどうかが問題。車検のある排気量のバイクでは車検証に全長、全幅、全高が記載されていて、車幅はプラスマイナス2cm以内。車高もプラスマイナス4cm以内と規定されています。 ちなみに車幅はクラッチレバーとブレーキレバーの先端間で、車高は地上からメーター上部まで。さらにハンドルに付けるミラーも鏡面面積が69cm2以上という決まりもあるため、小さすぎるミラーは違反です。 最近では取り締まりも強化されていて、実際に警察に止められることもあるので、注意してください。