【自民党総裁選】“次の首相”へ…史上最多9候補が論戦開始
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事実上、“次の首相”を決める選挙が始まりました。史上最多9人の候補者が競う自民党総裁選が12日に告示され、15日間にわたり論戦が行われます。 ◇ 決戦の火ぶたが切られた、自民党総裁選。今回が5度目の挑戦。“最後の戦い”としているのは、石破元幹事長です。 ──最後と思うと? 石破元幹事長(67) 「5回出た人いないしね。自分を奮い立たせることにもなるし、周りの方々に対する訴求力が少しでも高まるといいな」
演説会では、語気を強め、日本の安全保障について訴えました。 石破元幹事長(67) 「北朝鮮がけさもミサイルを発射しました。遊びや冗談でやっているわけではない」「防衛力整備のあり方、自衛官の処遇、国の責務、地方自治体の責務、これを(憲法に)書くことによって、独立・平和を守っていかねばなりません」 ◇ 国会近くの神社で、必勝祈願を行っていたのは、高市経済安保相です。厳しい暑さのなか、着ていたのは、青いスーツです。 高市経済安保相(63) 「きょう冬物なんです」 実は、前回の総裁選で敗れた際に着ていたものと同じだといいます。 高市経済安保相(63) 「“げん”が悪いと思われるかもしれませんが、あのとき『もう一回やったる』と、負けた瞬間にそうつぶやいていた」
雪辱の思いを胸に、訴えたのは… 高市経済安保相(63) 「Let’s be reborn(生まれ変わろう)。自民党を足腰の強い・信頼される政党に。これが最優先課題となります」 ◇ 一方、総裁選に初めて挑む、小泉元環境相。 小泉元環境相(43) 「長年議論ばかり続け、答えを出していない課題に決着をつけたい」 その上で、ある“身の上話”を明かしました。 小泉元環境相(43) 「両親が幼い頃に離婚し、中学2年生までそのことを知らず、母親だと思っていた人は伯母でした。私を産んでくれた母には、会う気にはなれなかった。会ったら、母親代わりとして育ててくれた伯母を裏切ることになると思った。そんな思いに変化が生まれたのは、私自身が子供を持つ親になったこと。今年初めて母に会いにいきました。会って良かったと思っています」