男女シングルス決勝は日本人対決に 日本勢の全種目制覇に王手<卓球・WTTコンテンダーチュニス2024>
<卓球・WTTコンテンダーチュニス2024 日程:2024年6月25~30日 場所:チュニス(チュニジア)> 29日、WTTコンテンダーチュニス2024は5日目を迎え、男女シングルス準々決勝、準決勝と男女ダブルス準決勝、混合ダブルス決勝が行われた。 男子シングルス準々決勝では、張本智和(智和企画)と及川瑞基(岡山リベッツ)、吉村真晴(株式会社SCOグループ)と篠塚大登(愛知工業大)が対戦。 張本と及川の試合は、第1ゲームを及川が先取するも、張本が2ゲームを取り返す展開に。しかし、第4ゲームの競り合いを及川が制してフルゲームへ。勝敗は第5ゲームの競り合いを制した張本に軍配。フルゲームで張本が及川を下し、準決勝へ進んだ。 吉村と篠塚の試合も競り合う展開に。篠塚がゲームを先取するも、互いにゲームを取り合いフルゲームへ。第5ゲームは篠塚が吉村を封じ込め、篠塚がフルゲームで勝利。準決勝進出を決めた。 その他、男子シングルス準々決勝では、松島輝空(木下グループ)がジョナタン・グロート(デンマーク)、宇田幸矢(協和キリン)がトミスラブ・プツァル(クロアチア)を下し、男子シングルスベスト4は日本勢が独占。準決勝はどちらも日本人対決となった。 男子シングルス準決勝では、張本と松島が対戦。第1ゲームから競り合うも、ゲームを先取したのは張本。しかし、すぐに松島がゲームを取り返す形で競り合い、試合はフルゲームへ突入する。 最終第5ゲームは終始競り合い、デュースへ。先にゲームポイントを握っていた張本がなんとか逃げ切り試合は張本に軍配。張本が2連続の日本人対決を制し、決勝進出を決めた。 もう一方の準決勝では、宇田と篠塚が対戦。勢いに乗る篠塚が2ゲームを連取し、宇田を追い詰める展開に。しかし、第3ゲームは宇田がなんとか流れを奪い返し、宇田がゲームを奪取。第4ゲームは勢いを盛り返した宇田がリズムに乗り、奪取。試合はフルゲームへ突入する。最終第5ゲームは、宇田が得意のサーブとフォアハンドで篠塚を封じ込め、逆転で宇田が勝利。決勝進出を決めた。 女子シングルス準々決勝では、長﨑美柚(木下グループ)がアドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)と対戦し、2度のデュースを制した長﨑がストレートで勝利。また、張本美和(木下グループ)、大藤沙月(ミキハウス)も準決勝進出を決めた。 その他、女子シングルス準々決勝では、横井咲桜(ミキハウス)が朱芊曦(チュチョンヒ・韓国)と対戦。終始競り合う展開となるも、朱芊曦が要所要所でポイントを重ね、ストレートで横井が敗北。ベスト8で姿を消した。 女子シングルス準決勝では、張本が朱芊曦と対戦。第1ゲームから激しいラリー戦となり競り合うも、張本が要所を取り切りゲームを先取。第2ゲームも主導権を握ったのは張本。完全に流れに乗った張本が第2ゲーム、第3ゲームを連取し、ストレートで張本が勝利。決勝進出を決めた。 また準決勝では、大藤と長﨑の日本人対決も実現。第1ゲームは勝負所を取り切った長崎が制すも、第2ゲームは大藤の独壇場になり、ゲームカウントは1-1に。第3ゲーム以降も流れを掴んだ大藤が緩むことなく長﨑を封じ込め、ゲームカウント3-1で大藤が勝利。大藤が決勝進出を決めた。 男子ダブルス準決勝では、張本智和(智和企画)/松島輝空(木下グループ)ペアがEsteban DORR/Florian BOURRASSAUD(フランス)ペアと対戦。第1ゲームはフランスペアがギリギリで制すも、第2ゲーム以降は日本ペアがしっかりと攻め切り、ゲームカウント3-1で日本ペアが勝利。決勝進出を決めた。 また、女子ダブルスでは、大藤沙月/横井咲桜(ミキハウス)ペアがサウェータブット・スターシニー/パラナン・オラワン(タイ)ペアと対戦。日本ペアが先に2ゲームを連取するも、第3、4ゲームはタイペアに流れを奪われ、試合はフルゲームへ。第5ゲームは隙が無くなった日本ペアが完全に勢いに乗り、11-2で奪取。フルゲームを制した大藤/横井ペアが決勝進出を決めた。 最終日の30日には、男女シングルス、ダブルスの決勝戦が行われる。