「LIGA Summer Camp 2024 in 北海道」の「コンセプトミーティング」開かれる
ボランティアが大きな戦力に
またこの「LIGA Summer Camp 2024 in 北海道」には、大学生のボランティアが多数参加している。 運営面ではコアメンバーとして、弘前学院大学2年生2名と、慶應義塾大学1年生2名が、各チームをコーディネートする。彼らはアドバイザーの荻野忠寛、大引啓次両氏のサポート役でもある。 また、他のボランティアは、試合や選手の活動をYoutubeやSNSなどで情報発信するなどのサポートも行う。 このコンセプトミーティングの司会進行も大学生ボランティアの立教大学の節丸真愛さんが担当した。 こうしたボランティアにとってもまたとない「成長の機会」になるだろう。
自身の輝ける場所を見つけられるように
阪長氏は今回のイベントのコンセプトを 「野球をプレーする選手が、自身の輝ける場所を見つけられるように」 だと語った。そして 「なぜ、こんなに試合数が違うのか?なぜ3年間野球部に所属して1試合も出場できない選手がいるのか?なぜ勝ち残る選手だけが試合を続けるのか? 負けたとしても同じ学年の選手が試合を続けている間は、プレーした方が良いのではないか? むしろ経験値でいうと“した方が良い”のではないか」 と疑問を投げかける。 現在の夏の甲子園のシステムでは、50%のチームが1試合、25%が2試合、12.5%が3試合で姿を消し、約99%の高校生にとって、8月に実戦の場がない。 「彼らがプレーできる場を用意したい」と強調する。 そして 「一人一人の選手に輝ける機会を」 「プロ・社会人・大学でのプレーを目指している選手にとって、さらなるアピールの場に」 と語った。
プロ注目の選手も参加
「LIGA Summer Camp 2024 in 北海道」の参加募集は、夏の甲子園の予選に当たる各都道府県の選手権大会の最中に行われた。 当然ながら、応募した選手の中には、地方大会を勝ち進んで甲子園に出場する選手も出てくる。その場合は、キャンセルが可能になっている。 それもあって、甲子園に出場する可能性のある選手も参加を希望している。 その一人だった北星学園大学附属高校の石田充冴投手は191㎝の長身で、プロも注目する有望株だったが、学校は残念ながら南北海道大会で敗退した。 石田投手は「高卒でNPBを目指す」として、「LIGA Summer Camp 2024 in 北海道」への参加を発表した。