めくる前から有利不利が決まっている…記憶力日本一が伝授「トランプの神経衰弱で確実に勝率上げる方法」
■神経衰弱で勝つ方法 家族や友人と誰もが一度は「神経衰弱」をやったことがあると思います。 多くの人が、そのときの記憶力と運で勝負をしているのではないでしょうか? 神経衰弱も戦略的に行うことで勝率を高めることができます。今回は、比較的にすぐに実践できる、勝率を高める方法を紹介します。 神経衰弱で勝つ方法その1:できる限りきれいに並べる 神経衰弱では52枚のトランプを使いますが、バラバラに並べると場所の記憶がしにくくなるので、できる限りきれいに並べるようにしましょう。視野の中に全部のトランプが入ったほうが記憶しやすくなります。 おすすめの配置は、「縦7枚×横7枚+3枚」です(図表3)。余った3枚を飛び出して配置すると、その3枚が覚えやすくなるのと、7枚の中の配置も混同しにくくなります。 神経衰弱で勝つ方法その2:めくる順番 神経衰弱の対決はめくる前から有利不利が決まっています。順番が後ろになればなるほど、たくさんのカードを見た状態でカードをめくることができるので有利です。 もちろん何人でやるのかにもよりますが、基本的には後攻(後ろのほうの順番)になるようにしてください。6人以内でやることが多いと思うので、そのような場合は5番目か6番目がいいでしょう。 10人以上など多くの人数でやる場合は、あまり後ろだと順番が回ってきづらくなるので、あまり後ろすぎない順番がよさそうです。統計でも5、6番目あたりが一番良いというデータもあるようです。 神経衰弱で勝つ方法その3:見たカードをあえてめくる 神経衰弱では多くの人が当たり前のように一度も見ていないカードをめくろうとしますが、実はこれは戦略的に正しくありません。場合によっては、すでに見たカードをめくったほうが良い場合もあります。 わかりやすい例ですが、トランプが8枚残っているとします。グレーの2枚のトランプがすでにめくられていて覚えているカードです。色のついていない6枚のトランプはまだめくられていないカードです(図表2)。 このとき、「クラブ7」を引いたとすると、2枚目に「スペード7」を引ける確率は6分の1。ここで引けないと、相手のターンになります。6分の5の確率で「スペード7」以外の、どのカードを引いたとしても、相手のターンにカードを取られることになってしまうのです。 このような状況がゲーム後半には頻発するので、見たカードをあえてめくるという作戦は非常に有効になります。対戦相手にこの戦略を真似されると当然自分の勝率が下がるので、「確認のためにめくった」「間違えてめくった」という体でめくりましょう。