『ゴジラ×コング』ダン・スティーヴンスが語る、共演者との“ブロマンス”、80年代風の役柄の裏側
シリーズ最新作『ゴジラxコング 新たなる帝国』(4月26日日本公開)に主演したダン・スティーヴンスが、米『ハリウッド・リポーター』のインタビューに登場。 業界きっての売れっ子俳優のスティーヴンスが、共演俳優ブライアン・タイリー・ヘンリーとの“ブロマンス”から、同作で演じた80年代風のキャラクター“トラッパー”の裏側まで、たっぷりと語ってくれた。 ーレベッカ・ホールとは、ケンブリッジ大学時代にシェイクスピア劇で共演されていました。本作での共演は、運命でしょうか? 彼女とは『マクベス』で共演し、すぐに友達になりました。そして卒業後、レベッカの父親のサー・ピーター・ホールが演出した『お気に召すまま』に出演しました。その後、ルームメイトになり、それ以来ずっと友達です。 映画で共演するのは、『ゴジラxコング』で2度目になります。アダム(・ウィンガード監督)が本作に彼女を起用したときは本当に興奮しましたし、私自身も出演を快諾しました。 ー本作の設定では、アイリーン(ホール)とトラッパーは学友だったことになっています。これは実体験が基になっていますか? はい、少しだけね。 私たちは、2人の間に過去を与えたいと思っていました。アイリーンはトラッパーに対して、あきれるような感情を抱いています。 実は、本作で展開される関係は、トラッパーとブライアン・タイリー・ヘンリー演じるバーニーの“ブロマンス”なんです。それは少し予想外でしたが、間違いなく私とレベッカの実生活での相性も生かされていますよ。 ートラッパーは、これまでカート・ラッセルが演じたようなキャラクターに、『クロコダイル・ダンディー』のポール・ホーガン、そして『赤ちゃん泥棒』のニコラス・ケイジを組み合わせたような人ですね。これは正しいですか? おっしゃる通りです。ですが、完全な具体化とまでは言えません。アダムの作品には、80年代を彷彿とさせる雰囲気が漂っています。80年代生まれの人々は、そのような映画に本物のノスタルジーを感じます。 したがって、トラッパーのようなキャラクターが投入されると、 混乱と危険の中でも動じない軽さと少しのユーモアが生まれるんです。 ーあなたとミリー・ボビー・ブラウン(前作に出演)は、本シリーズで似たようなブレスレットを身につけています。アダム自身もよくブレスレットをつけていますが、格好は彼を参考にしたのですか? (笑) 実際に、アダムの影響は非常に大きいですね。彼はノスタルジックな格好良さに浸っていて、アダムがクールだと感じるやり方でキャラクターをドレスアップすることがよくあります。 トラッパーをまるで80年代のアクションフィギュアのように着飾るのは、凄く楽しかったです。 ー素晴らしい瞬間を目にしたバーニー(ヘンリー)が、トラッパーの上腕二頭筋を掴むシーンがあります。そのしぐさは、不意打ちでしたか?それとも予想していましたか? (笑)ブライアンと私は、いつもお互いを驚かせていました。私たちはとても仲良しですが、これまでに一緒に仕事をしたことはありませんでした。 なので、 一見正反対のトラッパーとバーニーの共通点を見つけ、ブロマンスを引き出すという関係性を楽しむ準備はできていました。ブライアンのような凄く面白くて生き生きとした役者と一緒に演じるのは、最高でしたよ。 ーゴジラ映画では 、上を向いて「ゴジラだ」とドラマチックに言う特徴的な瞬間があります。当時、自分が負っている責任を認識していましたか? (笑) ええ、私はたくさんの偉大な足跡をたどっていただけです。レベッカでさえ、棒に刺さったテニスボールを見つめて 、非常に深刻な何かを伝えることに奇妙な喜びを感じると言っていますよ。