大阪・松井知事が定例会見2月6日(全文1)数頭から豚コレラの陽性反応
豚コレラへの対応を今後どうするのか
NHK:幹事社NHKの【ノ***00:08:38】です。まず豚コレラが大阪府内で発生したことを受けまして全頭処分するということですけれども、大阪府として今後感染の防止等を含め、どのように対応していくおつもりでしょうか。 松井:まずこの豚コレラの発生状況については、これは愛知県の豊田市の豚農場で豚コレラが発生し、その発生農場から先月18日に府内の豚農場1戸に、豚80頭が出荷をされていました。昨晩その農場に立ち入り検査を実施し、その80頭について遺伝子検査を実施、結果、複数頭の豚から陽性を確認いたしました。陽性の検体について本日、国の検査機関に送付し、詳細な精密検査の実施を予定しております。結果については数日後に出ると聞いています。なお、現在その農場においては全ての飼育豚の移動、出荷について自粛をしておられます。当該農場において、今後、飼育豚全頭の殺処分を行う予定です。 併せてこの畜舎の消毒も実施し、他の農場にはこの豚コレラの発生が広がらないように防止をしていきます。今回の豚コレラの原因としては、野生動物から感染したのではないかということも、そういう原因の可能性も指摘されておりますので、他の豚農場の皆さんには野生動物の進入防止と消毒、これを徹底的に今、指導をさせていただいています。 司会:それでは次のご質問をお受けいたします。
全頭殺処分のスケジュール感は?
共同通信:すみません、共同通信の【オンダ 00:11:09】です。豚コレラの全頭処分なんですけれども、場所が見つかり次第今日中にということなんですけれども、場所の調整と今後、どういうスケジュール感で対応するかというのを教えてください。 松井:スケジュール感というか今、国といろいろ調整をしております。この全頭処分を、要は殺処分してそのまま放っておくわけにはいきませんから、殺処分したあと、どういう処理方法をするかを今、国と協議中と。他でこういう畜産動物の疫病が出た場合は、これまで法律によって焼却にするのか埋めるのかということがあります。大阪府の場合は埋めるといっても、場所的に非常に難しいところがあるから、焼却という形になるのでしょうが、これは焼却になると、これは産業廃棄物という扱いになってきますので、焼却方法も限られてくるということです。今その打ち合わせを国と協議中で、これがまとまれば早急に実施をしたいと思っています。 また、全てもちろん安全にこの処理を行ってまいりますが、混乱を避けるために詳細で、どこの場所でこれをやるとかいうことは、ちょっと今後も控えさせていただきたいと思っています。 共同通信:一部情報で、今回検査をせずに出荷していたんじゃないかという話もあるのですが、そういった情報は入っているのでしょうか。 松井:それは愛知側から? 共同通信:はい。 松井:いや、そこはそういう情報は入っておりません。愛知県側で豚コレラの発生が認められたことを、国がその情報をキャッチして、国からわれわれ側に愛知の豚コレラが発生した農場から大阪の農場に出荷されていると、直ちに調査するようにという一報がありまして。その一報を受けて、われわれは直ちに調査をした結果、数頭から豚コレラの陽性反応が出たということです。 共同通信:岐阜で発生した豚コレラが5府県に一気に拡大したんですけれども、その点、拡大を防げなかったのかという視点についてはどうでしょうか。 松井:これは、この豚コレラの拡大の原因がまだはっきりしたわけではありませんが、そういう専門家の皆さん、大阪府にも獣医の皆さんいるから、そういう人たちに一度その原因についての可能性を聞いたところは、野生動物がそのAという豚農場からBという豚農場に移動している可能性があると。ということですから、今、大阪の農場で豚コレラが発生したということで、環境が違いますから。岐阜、愛知とは。大阪の豚農場の人たちの、それぞれの飼育豚に豚コレラが感染拡大をするという可能性は低いと、こう考えております。 司会:それでは次のご質問をお受けいたします。 【書き起こし】大阪・松井知事が定例会見2月6日 全文2に続く