<ソチ五輪>カーリング女子 初勝利を呼び込んだ小笠原のリーダー力
最後は相手が第8エンドを終えた時点で“投了”。韓国戦では、緊張がありありと見えていた吉田は、別人のようにきりっとした表情で、デンマークと戦っていた。“カーママ”という愛称で知られる小笠原は、チームの中でも“親”のような存在だった。 ロンドン五輪の女子バレーボールは、世界最終予選の最終戦までかかって、やっとの思いで五輪切符を獲得した。五輪に行くことが決まったのは開幕のわずか2カ月前。だが、そこからの急速な強化と結束で、ロンドン五輪では銅メダルを獲得した。 カーリングがソチ五輪出場枠を手に入れたのも、まさに同じような形。ソチで結束を強めれば、メダル獲得も夢ではないだろう。肝っ玉スキッパーの力が、日本を躍進へと導いていく。そんな期待の膨らむ、初日の2連戦だった。 (文責・矢内由美子/スポーツライター)