AIが好みの商品をオススメ。Googleショッピングでスタート
ユーザーの行動に合わせたオススメも
Googleとしては、Googleショッピングは買い物のときに単発で使うというより、継続的に訪れるサイトにしたいと考えているようです。ユーザーのGoogleアカウント全体での行動を反映して、パーソナライズされたショッピングフィードも生成されていきます。パーソナライズに抵抗がある人は、設定でオフにするのも可能です。 Google検索にAI Overviewが入った今、ショッピングにも生成AIを、という流れは必然です。検索のAI Overviewでは、検索ワードに対するざっくりした回答をAIが生成し、その情報源となったリンクを提示しています。オンラインメディアではAI Overviewに対し賛否両論ありますが、メディアの姿勢はGoogleがそのメディアに対しお金を払っているかどうかで変わることが多いようです。
Google分割案を横目に、AI推しは続く
Googleショッピングには今までにもいくつかAI機能が実装されていて、去年は同じ服が体型によってどう違って見えるかがわかる機能が追加されました。またGoogleフォトアプリやChromeブラウザでは、Googleレンズを使って写真に写る商品の価格を調べられるようになってます。 今Googleには反トラスト法違反の判決が出ていて、米国司法省はAndroid部門とChrome部門の分離を提案してるし、AI要約はGoogleの検索における独占的地位の乱用じゃないかと指摘する代議士もいます。それでもGoogleは、まだまだそのAIを各サービスにプッシュしていくようです。
福田ミホ