ブレイク中のエモパンク新世代、Lovelessを今こそ知る
LAのオルタナティヴ・ロック・デュオ、Lovelessが9月13日に2ndアルバム『Loveless II』をリリースすることを発表した。 【動画を見る】Lovelessの最新シングル「Heart-Shaped Soul」 Lovelessは2020年に結成。ボーカル/プロデューサーのジュリアン・コモーとマルチ奏者のディラン・ティラペリジャメイルの二人は、同年4月に最初のシングル「Better』、翌年6月にデビュー・アルバム『Loveless I』を発表。2023年2月にポストハードコア/メタルコア系の人気レーベルRise Recordsと契約した。彼らへの注目は高く、Spotifyでは120万人以上の月間リスナ数ーを誇っている。 彼らはビリー・アイリッシュ「Happier Than Ever」、チャーリー・プース「Charlie Be Quiet!」などの人気曲をポップパンク調にカバーし、TikTokでシェアすることで知られるようになった。リゾ「About Damn Time」のカバーは本人が反応してビデオ動画を投稿。バンドは数ヶ月で200万人以上のフォロワーを獲得した。さらに彼らは、ロック、ポップパンク、メタルコア、ポストハードコアなどのアーティストの楽曲にいくつもゲスト参加してきた。その一方で、Lovelessはオリジナル曲を次々とリリース。オール・タイム・ロウやスリーピング・ウィズ・サイレンズといった面々に影響を受けた楽曲は、メンタルヘルスや依存症など重いトピックを探求している。 ジュリアン・コモーは『Loveless II』について「俺たちはこのアルバムにすべてを注ぎ込んだ。Lovelessはディープで個人的なプロジェクトだったけれど、今回は素晴らしいコラボレーターたちと一緒に仕事ができて、サウンド面も歌詞の面もベストを尽くすことができた。ドリーム・チームを結成し、今までにない形のLovelessを聴くことができたのは本当に嬉しかったし、みんなと共有するのが待ちきれないよ」と語っている。 また、先日公開されたニュー・シングル「Heart-Shaped Soul」について、彼はこう語る。「友人のZach Jones、KJ Strock、KANNERと一緒に作った最初の曲だ。とても自然にまとまったので、すぐに雷が落ちたと思った。この曲は、ラブレスの曲の好きなところがすべてきれいにまとまっていて、とても誇りに思っている。オリジナル曲でこんな風に歌ったことはなかったし、今でもこの曲を聴くたびに、スタジオで感じた魔法を思い出して興奮するんだ」。 『Loveless II』からの先行シングルとして「I Love It When It Rains」「Addicted」「Picasso」「Drag Me Down」が公開されている。さらに同アルバムには、シンガー・ソングライターのゲイル(Gayle)とのコラボ曲「Lonely In New York」も収録される。 --- Loveless 『Loveless II』 2024年9月13日リリース
Rolling Stone Japan 編集部