暮らしと仕事支え60年 “長野の小かっぱ橋”金物のデパートが閉店へ 苦渋の決断…物価高が追い打ちに
客: 「軽トラにリンゴ箱を積んだとき(のロープ)」 吉沢金物店・吉沢正彦社長: 「20メートルくらいあればいいと思いますよ」 客: 「これどれくらいあるの?」 吉沢金物店・吉沢正彦社長: 「50メートルくらいあるよ。今、測りますよ」
客: 「ロープとガムテープを(買った)。軽トラにリンゴ箱を、収穫の時に積むので。ここ来ると、おじさんやおばさんもみんな丁寧にいろんなこと教えてもらっていたし、非常に残念です」
客の相談に乗りながらの販売も、あとわずか。品物もだいぶ減りました。 客: 「(前は)いっぱい商品が並んでいたんですけど、ほとんど売りつくされていて、本当に閉めるんだなと。大変、ご苦労だったなと思います」 「それこそ30年くらい前から来ていましたよ。この地域、長野市の一般の方たちに貢献してきたんじゃないですか、残念ですけど」
市民の暮らし、職人の仕事を支えてきた金物店。11月30日、60年の歴史に幕を下ろします。 吉沢金物店・吉沢正彦社長: 「惜しまれる方もいっぱいいて、それを聞くと、涙が出てきちゃいます。来る人来る人に感謝して、本当にありがとうございましたと、感謝の気持ちで、月末を迎えたいと思います」
長野放送