【マイルCS】エルトンバローズが2着争いを制す 西村淳也「杉山先生ともう一度GⅠを勝ちたかった」
[GⅠマイルチャンピオンシップ=2024年11月17日(日曜)3歳上、京都競馬場・芝外1600メートル] GⅠ初制覇を飾ったソウルラッシュから2馬身半離れた激しい2着争いを制したのは、7番人気のエルトンバローズ(牡4・杉山晴)だった。大外枠から好発を決めると、荒れたインコースを避けるように中団の外めを追走。坂の下りあたりから進出を開始すると、迎えた直線でも馬場の真ん中からしぶとく脚を伸ばす。勝ち馬には及ばなかったものの、残り50メートルの地点で1番人気のブレイディヴェーグを競り落としてゴール前でさらにもうひと伸び。ウインマーベルをかわし、堂々の銀メダルフィニッシュを決めた。 鞍上の西村淳は「すごくいい状態でした。いいスタートで理想のポジションを取れました。エルトンバローズもよく頑張ってくれていますが、勝ち馬も強かったです」と内容に納得しつつ、勝ち馬には脱帽。スプリンターズSでも同じ杉山晴厩舎のルガルを9番人気で勝利に導いており、今秋のGⅠで波乱の立役者となるのは2度目となったが「杉山先生ともう一度、GⅠを勝ちたかったです」と唇をかんだ。
東スポ競馬編集部