人気キャラクター「エミリー・ザ・ストレンジ」、ワーナー&J・J・エイブラムスがアニメ映画化
ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ・アニメーションが、カルト的人気を誇るキャラクター「エミリー・ザ・ストレンジ」の長編アニメ映画化を発表したと、米ハリウッド・レポーターが報じている。「スター・トレック」シリーズなどで知られるJ・J・エイブラムス率いる製作会社バッド・ロボットとの強力タッグで企画が進行する。 主人公は黒髪に黒い服という風貌の13歳の少女で、4匹の黒猫(サバス、ニーチェー、マイルズ、ミステリー)を連れて冒険を繰り広げる。黒、白、赤の3色で描かれる独特な世界観で30年にわたり支持を集めており、書籍やコミック、アパレルラインなど多角的な展開で人気を博している。日本では2003年に宇多田ヒカルが翻訳を手がけた絵本が発売され、洋書としては異例の1万部の売り上げを記録した。 脚本は「シュガー・ラッシュ:オンライン」「スマーフ:スマーフェットと秘密の大冒険」などを手がけたパメラ・リボンが担当。「アニメーションは、エミリーの奇想天外な発明や冒険を描くのに最適な表現方法です。彼女のリスクを恐れない姿勢とスタイルにずっと惹かれていました。頭脳明晰で前髪が素敵な彼女より、クールな人なんていません。とても楽しい作品になるはずです」と意気込みを語っている。 原作者のロブ・レガーは「映画の制作陣とエグゼクティブ・チームは素晴らしい。エミリーは、奇妙で異なるものすべてを祝福する存在です。それによって、私たち一人一人の中にある異質なものが、少しだけ孤独を感じなくなる。エミリーの世界観と、長年かけて築き上げてきた神話を映画化することは、まさにエミリーの最高の悪夢が現実になったようなものです」とコメントを寄せている。 ワーナー・ブラザース・アニメーション社長のビル・ダマシュケは「エミリーは個性と自己実現の永続的なポップカルチャーアイコンです。パメラ・リボンもまた独特な声を持つクリエイターです。バッド・ロボット、ロブ、トレバー(プロデューサーのデューク・モレッツ)とともに、エミリーを映画化できることを光栄に思います」と語っている。