北九州市が2連覇「日本新三大夜景都市」工場・若戸大橋・皿倉山…バラエティ豊かな夜景が高評価 6600人の夜景観光士が投票 福岡
テレビ西日本
福岡県北九州市で17日「夜景サミット」が開かれ、「日本新三大夜景都市」が発表されました。 前回1位だった北九州市が2連覇を決めました。
北九州市の小倉中心部、紫川エリアを色鮮やかに彩るイルミネーション。 夜空で繰り広げられるレーザーショーやイルミネーションを眺めながらお酒を楽しめる「リバーサイドバー」が今年10月から展開されています。
17日に北九州国際会議場で開かれた「夜景サミット」。 夜景コンベンション・ビューローと自治体が毎年、各地で開いています。
10年ぶりの北九州市開催で注目されているのが…。 ◆記者リポート 「今年は3年に1度の『日本新三大夜景都市』再認定の年です。会場には北九州市の夜景でラッピングされたお土産がずらりと並んでいます。北九州市が2連覇となるか期待が高まります」
北九州市は前回「日本新三大夜景都市」第1位に選ばれていて大きな期待が寄せられています。 全国の約6600人の夜景観光士による投票で上位3都市を決めます。 気になる結果は…。 ◆司会者 「最終ランキングの第1位は、2366ポイントを加え合計4124ポイント、福岡県北九州市です」 北九州市が見事第1位に選ばれました。 ◆北九州市 武内市長 「夜景の力でさらにさらにこの街の全体のエネルギー、素晴らしさ、ポテンシャルを表現できる街にしていきたい」
評価されたのは、バラエティー豊かな夜景です。 ひとつが、工場群の灯りを活用した「工場夜景」。 これを船の上から鑑賞する「夜景クルーズ」は、「ものづくりの街・北九州」ならではの楽しみ方です。
若松と戸畑を結ぶ「若戸大橋」は開通から60年を超えた今年、過去最大規模となる塗り替えに着手し、街のシンボルとして長寿命化を目指しています。
そして北九州夜景の代表格が「皿倉山」です。 標高622メートルの山頂から見下ろす景色は圧巻で、市民だけでなく多くの観光客も訪れる人気スポットとなっています。 市の担当者は「『日本新三大夜景』のブランド力を生かして、宿泊促進や観光消費額の拡大につなげていきたい」としています。
■2位は横浜市、3位は長崎市に
今回の「日本新三大夜景都市」は北九州市が前回に続いて1位を獲得しました。 夜景の美しさだけでなく行政などが夜景の魅力を訴えてきた活動も高く評価されたようです。 そして2位には横浜市が初めてランクイン、3位は長崎市という結果でした。 2018年は1位=長崎市、2位=札幌市、3位=北九州市の順、前回2022年は1位=北九州市、2位=札幌市、3位=長崎市でした。 北九州市と長崎市は今回も1位と3位に入っていて、もはや夜景の定番都市と言っても過言ではなく、観光客を呼び込む上でも大きな武器となりそうです。
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