J1が狙う? J2で輝く若き逸材(8)マリノス産のアタッカー! J3から飛躍した189cmの巨人
2024シーズンの明治安田J2リーグは折り返し地点を通過した。若い才能の成長は凄まじく、今季も多くの新しい力が台頭している。今回はJ2リーグで活躍する23歳以下の選手の中から、近い将来にJ1リーグへ飛躍するであろう選手をピックアップして紹介する。各データ・スタッツは7月7日時点の『Jleague.co』を参照。
FW:ブラウン・ノア賢信(ぶらうん・のあ・けんしん) 所属クラブ:徳島ヴォルティス 生年月日:2001年5月27日(23歳) 2024リーグ戦成績:20試合3得点1アシスト ブラウンノア賢信は、横浜F・マリノスの下部組織で育ち、2019年に2種登録でトップデビューを飾り、2020年にトップ昇格を果たした。しかし、分厚い選手層に阻まれて定位置確保に苦しみ、期限付き移籍で複数のクラブを渡り歩いている。 プロの舞台でなかなか結果を出せずにいたブラウン・ノアだが、2021年夏に加入したアスルクラロ沼津で頭角を現すと、その後完全移籍に切り替わり、2023シーズンはJ3で13得点を記録した。この活躍が注目されて、今季はJ2の徳島ヴォルティスに“個人昇格”を果たしている。 J3でゴールを量産した昨季と比べると物足りない数字になっているブラウン・ノアだが、第22節のV・ファーレン長崎戦と第23節のヴァンフォーレ甲府戦で2試合連続で得点を決めており、勢いは増している。189cmの長身を活かして前線で身体を張るだけでなく、サイドに流れてパスを引き出すこともできるため、様々な形でチームに貢献できるタイプのアタッカーだ。 徳島は最近の試合で、柿谷曜一朗がロングスローをゴール前に投げるシーンが増えている。ブラウン・ノアにとってはゴール前の密集は見せ場になるはずで、今後さらに得点関与を増やしていきたいところだ。
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