「絶対酔っ払わせてくれるガールズバーあります!」 東京・蒲田の客引き摘発の瞬間
■接待店に警視庁立ち入り ママの言い訳は…
さらに、蒲田では別の問題も起きていました。ある夜、警察官が向かったのは、店の従業員が客の隣に座って話すなどの接待を行う店です。 石浜勇樹記者 「午前2時20分です。時間外営業をしているとみられる店に警視庁が立ち入りに入ります」 こうした店(※蒲田地区)は、深夜1時を超えて営業することは法律で禁止されています。 警察官が「何時までこの店は」と尋ねると、「あ、もう終わった。1時終わった。今プライベート!」と答えた店のママ。 「もうほらカラオケも歌ってるから」と警察官が指摘しても、「プライベートダメ?お会計終わったよ!」と、“会計は終わっていた”から“午前1時以降営業はしていない”と店は主張しました。 ママ 「ウソじゃない。そうでしょ。これ(会計)は終わったでしょ」 「タクシー並んで長いから(客に店で)少し待ってて…って」 警察官 「だって1時43分に決済されてるけど?」 ママ 「だからあの…。タクシーが長いからちょっと…あの…ぐずぐずしてたの」 警視庁などは、この店が時間外営業をしていたなどとして行政処分を行う方針で、こうした立ち入りを行うことで、周辺の店にもルールを徹底させたい考えです。 飲酒の機会も増える年末年始。店側のモラルとともに甘い誘いには乗らないよう、客側も注意が必要です。
■蒲田警察署「違法行為には厳しく対処」
警視庁・蒲田警察署 木村和弘生活安全課長 「街がコロナ禍前のにぎわいを見せる中、違法な客引きや時間外営業など、街の環境を悪化させる違法行為が見受けられます」 「こうした違法行為には、行為者を検挙することが効果的ですが、同時に、風俗店を法令の範囲内で営業するよう指導を継続することも重要だと考えています。安心して過ごせる街づくりのため、違法行為には厳しく対処していきます」