これからの時期に増える竜巻 発生の前兆は3つ! 小野さんのなるほど天気解説
テレビ金沢NEWS
市川 栞 キャスター: 「木曜日は気象予報士・小野さんに週末の天気を中心に伝えてもらいます。お願いします」 小野 和久 気象予報士: 「お願いします」
市川: 「小野さん、きょうはこの時期らしい爽やかさでしたが、雲が多めでしたね」 小野: 「あすは『秋晴れ』になりそうです」
「気象台の週間予報を見ていきましょう。あすは、午前中から晴れます。土曜日も、朝からスッキリと晴れる見込みです。ただ、日曜日は、今後、雨マークが付くかもしれません」 市川: 「週明けは、天気、ぐずつきそうですね」 小野: 「前線が本州付近に停滞するためです。いまの時期の金沢の最高気温は19度くらい、最低気温は11度くらいが平年並みですので、どちらも平年より高い日が多いでしょう」 市川: 「このところ、ず~っと『気温が高め…』とお伝えしているような気がするのですが、おととい発表された長期予報でも11月は高めでしたね」 小野: 「改めて、見ていきましょう。まず、気温です」
「11月は平年より高めですが、12月と1月はほぼ平年並みの見込みです」 市川: 「11月が平年より暖かくて、12月がいつも通り寒い…ということは、一気に冬がやってきそうですね」 小野: 「そして、下の段、雨や雪の量は、11月は ほぼ平年並みですが、12月からは平年並みか多い予報となっています。気象台の方は、『この冬は大雪になる可能性が例年より大きい』と話していました」 市川: 「冬の準備は、しっかりと準備をしておきたいですね」 小野: 「さて、2年前の今頃、金沢港ではこのような気象現象がありました」
「多くの人が見つめるその先にあったのは…竜巻です。2年前の10月23日の日曜日、午後1時過ぎに金沢港クルーズターミナルから撮影されました。大きな渦を巻きながらゆっくりと移動。最後は、火花を上げて、消えていきました。港の近くにあるコンテナが横転したり、建物の窓ガラスや屋根の被害が確認されました。これが、おととしの10月23日、2年前の今頃でした」