コントレイルとキングカメハメハが顕彰馬に 昨年は1票差に泣いた3冠馬が文句なしの選出
2024年度の顕彰馬が4日、JRAから発表され、152票獲得のコントレイル、143票のキングカメハメハの2頭が選定された。 【写真】コントレイルの全GⅠ勝利を振り返る!(ダービー) 昨年はわずか1票差で〝殿堂入り〟を逃したコントレイルが、2年目の今年は必要得票数132を大きく超える票を獲得した。2020年に無敗の牡馬クラシック3冠を達成。21年JCで有終の美を飾り、11戦8勝(うちGⅠ5勝)の成績を残して引退、種牡馬入りした。24年度の種付け料は1500万円。セレクトセールでは「コンヴィクションⅡの23」にセール史上3位となる5億2000万円の高値が付くなど、種牡馬としての活躍も高く期待されている。「昨年がまさかの選出漏れでしたので、まずはホッとしています。コントレイル号はコロナ禍の暗い日常に輝く光をもたらしてくれた英雄でした。今後は(25年夏にデビュー予定の)コントレイル号の子供たちがその夢の続きを見せてくれると期待しています」と矢作調教師。 また、04年ダービー馬で種牡馬としても活躍したキングカメハメハも選出された。「競走生活は短いものではありましたが、種牡馬として活躍の場を得られた事で我々関係者と彼の夢は続きました。その血は絶えることなく、今もその夢を繋いでくれている事が、この受賞でより感慨深いものとなりました」と金子真人オーナーは喜びを語った。 また、今年から選定対象馬となったオジュウチョウサンは必要得票数に届かず、グランドマーチス(1985年選出)以来となる障害馬の顕彰馬誕生とはならなかった。
東スポ競馬編集部