親が「野菜を食べろ」とうるさいので買うのですが、一人暮らしなので食べきれず捨ててしまいます。かなり損でしょうか…?
一人暮らしの場合、レタスやキャベツなどの葉物野菜は傷みが早いため、食費を無駄にしたくないからと、あまり購入しないという人も多いでしょう。 しかし適切に保存すれば、数週間は日持ちします。本記事では、キャベツやレタスの価格を紹介するとともに、それぞれの適切な保存方法を紹介します。
キャベツやレタスの価格は?
総務省統計局の「小売物価統計調査」によると、キャベツ1キログラムあたりの価格は172円です。また、レタス1キログラムあたりの価格は557円です。 ここでは、キャベツやレタスを使いきれずに捨ててしまった場合にどれくらい損をするのか、また、保存方法を工夫してすべて使いきれるようになると、いくらお得になるのかを紹介します。 ■キャベツの廃棄がなくなると、どれくらいお得? キャベツ1玉の重さを1キログラムと仮定します。またこれまでは、1玉購入した際には半分ほどが傷んで捨ててしまっていたとします。1週間に1回キャベツを1玉購入していた場合、1ヶ月の費用は688円です。 ・172円×4回=688円 半分捨てていた場合、344円分が利用できていなかったことになります。そのため、これまで廃棄していた半分も使いきれるようになると、1ヶ月で344円の節約が可能です。 ■レタスの廃棄がなくなると、どれくらいお得? レタス1玉の重さを300グラムと仮定します。その場合のレタス1玉の価格は約167円です。またこれまでは、1玉購入した際には半分ほどが傷んで捨ててしまっていたとします。1週間に1回レタスを1玉購入していた場合、1ヶ月の費用は約668円です。 ・約167円×4回=約668円 半分捨てていた場合、約334円分が利用できていなかったことになります。そのため、これまで廃棄していた半分も使いきれるようになると、1ヶ月で約334円の節約が可能です。
【節約術】キャベツを長持ちさせるポイント
ここでは、キャベツを長持ちさせるポイントを紹介します。傷みの早い葉物野菜ですが、保存方法のコツを押さえれば、食品ロスを防いで節約につながります。適切な保存方法を身につけて、食品を無駄にせずに使いきりましょう。 ■【冷蔵保存】芯をくりぬいて保存する キャベツは中心部分から水分が蒸発します。そのため、乾燥しないように包丁で芯をくりぬいて、湿らせたキッチンペーパーを詰めておきましょう。 その後、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存すると、長持ちして食費の節約にもつながります。また使用するときは、外側の葉からはがして使いましょう。 ■【冷凍保存】千切りやざく切りにして保存 保存したキャベツをすぐ調理に使える状態にしておきたい方は、千切りやざく切りにしたあとに冷凍用保存袋に入れて空気を抜き、冷凍しましょう。 千切りキャベツは使用するときに自然解凍させて、水気が出てきたら、絞ってから使います。わざわざ既製品のサラダを購入せずとも自作のサラダが楽しめます。 ざく切りキャベツはスープや煮込み料理にすぐ使えて便利です。使用する際は、凍ったキャベツをざるに入れてさっと熱湯をかけるか、流水で解凍しましょう。