もし海を渡っていれば…メジャーで観たかった歴代選手(3)超豪快ピッチングは世界でも
メジャーリーグでは、大谷翔平が球界を席巻。今オフにはロサンゼルス・ドジャースと歴史的な契約を締結した。一方の日本球界にも、将来的にMLBでプレーする姿が観たいと思わせる選手が数多くいる。プロ野球の歴史を振り返ると、「もし海を渡っていれば…」と“if”を想像したくなる選手がいる。そこで今回は、メジャーで観てみたかったとの声も多い歴代選手を紹介する。
村田兆治
出身:広島県 投打:右投右打 身長/体重:181cm/78kg 生年月日:1949年11月27日 ドラフト:1967年ドラフト1位 現役時代は「マサカリ投法」と呼ばれる投球フォームで躍動した剛腕・村田兆治。高校時代から力強いストレートを投じていたこともあり、東京オリオンズ(現:千葉ロッテマリーンズ)入団時から大きな期待を受けた。 1年目は0勝だったが、2年目に6勝を記録。さらに、6勝のうち5勝が完封という活躍を見せた村田は、4年目(1971年)に12勝で二桁勝利を達成した。その後は苦しむシーズンもありながら、1974年から1979年までは安定した投球で防御率2点台、あるいは1点台という数字を残す。 中でも1976年は21勝・4セーブを記録し、先発・抑えの両面でチームに貢献した。1981年に最多勝、1985年は開幕から12連勝など、不調の時期もありながら復活した姿はファンに勇気を与えた。 独特なフォームに加えて、代名詞とも言える得意のフォークボールは、海の向こうでも大きな武器となったはずだ。「あのダイナミックなフォームで、メジャーリーガーを相手に投球する村田の姿を見たかった」というプロ野球ファンも、一定数いるのではないだろうか
ベースボールチャンネル編集部