7人制ラグビー・石田吉平「正直あまり期待されていないと思う」反骨心を胸にパリ五輪に挑む
今夏パリ五輪で、出場が決まっている7人制ラグビーの男子日本代表が13日、千葉・浦安市で実施中の強化合宿を公開した。本番を約1か月後に控え、この日は強度の高い走り込みで調整。2大会連続出場となる石田吉平(24)=横浜=が取材に応じ「個人的には、東京五輪に出場したという感覚がない。フレッシュな気持ちで臨めたら」と11位に終わった前回21年東京大会の雪辱を誓った。 男子7人制は、開会式(7月26日)前の同24日に1次リーグが始まる。日本選手団の“初陣”を飾ることが確実だが、石田は「正直、ラグビーはあまり期待されていないと思う」と吐露。東京五輪後の国際大会でも不振が続いているチームの状態も承知。それでも「期待されていないからこそ全力でいける。メダルを取って、日本選手団の一番初めとしていいスタートが切れれば」と反骨心をのぞかせた。 本番会場のスタッド・ド・フランス(サンドニ)は8万人収容。日本は大歓声を想定し「ブレイブ(勇気)」を合言葉に上位進出に挑む。石田は「メダルを取ることが目標。自分たちのスタイルを信じて、ハードワークしていく」と腕をまくった。(大谷 翔太)
報知新聞社