矢吹正道、弟・力石の試合を観戦 WBO新王者・岩田翔吉のラブコールに「うれしいですけど興味がない」【ボクシング】
ボクシングのIBFライトフライ級王座を12日に獲得した矢吹正道(32)=LUSH緑=が17日、弟でIBFスーパーフェザー級3位・力石政法(30)の61キロ契約10回戦を東京・後楽園ホールのリングサイドから観戦。大橋ジム移籍初戦を2回KOで飾った試合を「70点。初回は固かった。やりにくい選手だと思うけど、もうちょっとうまくできると思う」と辛口に評価した。 また、リング上の弟から「兄弟同時王者になりたいんで、兄は階級上げると言っているんですが、もうちょっと持っておいて欲しい」と呼びかけられたことについては「まだあんまり考えてない」と言うにとどめた。 13日には自らと同じライトフライ級でWBO王座決定戦が行われ、岩田翔吉(28)=帝拳=が新王者になり、試合後は矢吹に統一戦を呼びかけた。だが、IBF王者は「申し訳ないが興味がない。やりたいと言ってくれるのはうれしいんですけど。最近統一戦がはやってますけど、統一戦をするにはお互い価値がなさすぎる。両方がもっと価値をつけないと、日本タイトルマッチみたいになる。世界が認めてくれないと統一戦の意味がない」と、意欲を示さなかった。 両者は矢吹が日本王者だった2021年にSNSで対戦を断られたという話があり、岩田が当時のことを因縁ととらえている形。だが、矢吹は「別に彼が断りたくて断ったわけじゃないと思う。たくさん断られた中のひとり。なんとも思っていないです」と淡泊だった。
中日スポーツ