中古車情報サイト「グーネット」を運営するプロトコーポレーションは18日、社員による架空取引があったと発表しました。およそ8年間で18億円あまりにのぼる架空の売り上げが計上されていたということです。 　名古屋市に本社があるプロトコーポレーションによりますと、今年5月、社員による一部の取り引きで、売掛金が未回収となる事案が発生しました。 　会社がこの社員に事実関係を確認したところ、2016年頃から架空取引による売り上げと売上原価が計上されている疑いが判明。 　これまでの調査では、2016年7月から今年3月までのおよそ8年間で、あわせて18億3000万円にのぼる架空の売り上げが計上されていたということです。 　この結果を受けて、会社は引き続き全容解明が必要だとして、11月5日に予定していた9月中間決算の発表を延期するとともに、18日付けで、弁護士や公認会計士でつくる特別調査委員会を設置することを決めました。 　プロトコーポレーションは「すべてのステークホルダーの皆さまに多大なご心配とご迷惑をおかけすることを深くお詫びしたい」とコメントしています。