ウーデゴーのもうひとつの武器「鬼プレス」が光った1年 リーグでもCLでもボール奪取データ1位に
まさにプレッシングマシーン
アーセナルのキャプテンであるMFマルティン・ウーデゴー。クリエイティブなパスで局面を打開するプレイメイカーだが、彼にはもうひとつの武器がある。高い位置からボールを奪い返すプレッシングだ。 アーセナルのハイプレスは組織的かつ高速で、あっという間にボールホルダーを追い込んでいく。そのプレスを指揮している姿がたびたび見られるのがウーデゴーで、彼がプレスのスイッチを入れるシーンは頻繁に目にすることができる。 英『Squawka』によれば、ウーデゴーがアタッキングサードでボールを奪った回数は40を超えており、昨季の欧州5大リーグで他に40回以上のボール奪取を成功させた選手はいないという。また、CLでも同じデータで12回を記録。これも23-24シーズンのCLに出場した選手のなかでトップとなった。 チャンスを作り出すのみならず、ファーストディフェンダーとしての役割も負うウーデゴー。優雅にボールを運ぶプレイと、獰猛にボールを追うプレイの2面性が同選手の魅力だが、昨季はその特長により一層磨きがかかっていたようだ。
構成/ザ・ワールド編集部