佐野勇斗さんが旧いトヨタ・ランドクルーザー60の希少な北米仕様に魅了される理由とは?
左ハンドルの希少なランクル
最後に、ランクルの祖先にあたる1987年型のランドクルーザーに乗り込む。1980年から1990年まで生産された60系と呼ばれるモデルで、ただし残念ながらナンバーが付いていない車両なので、見学のみ。 「うわぁ、乗りたかったなぁ……。これ、アメリカ仕様の左ハンドルでマニュアル(トランスミッション)ですよね? こういうのに乗ることも視野に入れて、MTも乗れる運転免許を取ったんですよ」 今回のこの個体は、主にランクルやハイエースを扱うflexdream(東京都調布市)が仕入れたものだ。 同社広報部の谷崎秀隆さんに、佐野勇斗さんは矢継ぎ早に質問を浴びせる。何年もかけてクルマ情報をリサーチしてきたと言うだけあってその質問はかなりマニアック。外観は60系だけれど、中身はもう少し乗りやすくて信頼性が高い80系にするカスタマイズが人気を集めていることも、佐野さんは熟知していた。 谷崎さんによれば、程度のよい60系ランクルはかなり数が減っているとのこと。くわえて、折からの円安で北米からの輸入がかなり厳しくなっているという。 「う~ん、いつかはロクマル(クルマ好きは60系ランクルをこう呼ぶ)に乗りたいと思っていましたが、いまが最後のチャンスになるかもしれませんね」 佐野勇斗さんの初めての愛車は、ちょっと古いランクルに決まるのか!? 刮目して、後編を待て!
【プロフィール】佐野勇斗(さのはやと)
1998年3月23日生まれ、愛知県出身。俳優として数々のドラマや映画作品に出演し、2023年7月クールに放送されたドラマ『トリリオンゲーム』(TBS系)では、Snow Manの目黒蓮とのバディ役が話題に。さらに佐野が主演を務めるAmazon Originalドラマ『僕の愛しい妖怪ガールフレンド』がPrime Videoにて3月22日(金)より世界独占配信予定。公式インスタグラム @sanohayato_milkでのライブ配信も人気。俳優の他、2014年に結成された、ボーカルダンスユニットであるM!LKのメンバーとしても活動中。 文・サトータケシ 写真・安井宏充(Weekend.) ヘア&メイク・望月光 スタイリング・伊藤省吾(sitor) 編集・稲垣邦康(GQ) 撮影協力・キラナガーデン豊洲