PFU HHKB Studioに「真のプロの証」無刻印キートップセット(墨)、「究極の没入感」キーボードにカスタマイズ
コンパクトな高性能キーボードHappy Hacking Keyboard (HHKB) のPFUが、ポインティングスティックやジェスチャパッドを一体化したオールインワンモデル HHKB Studio用の『無刻印キートップセット(墨)』を発売しました。 刻印ありとなしを比較 HHKBお得意の『無刻印キートップ』は、文字どおり文字がない(?)交換用のキートップ。 標準では英数字や記号、「Shift」「Alt」等が印字されたキートップを引き抜いて、真っ黒なキーに換装できます。 HHKBの他のシリーズには最初から無刻印のモデルもありますが、HHKB Studioは現時点で刻印ありのモデルしか用意していないため、無刻印が欲しい場合は今回の交換用の無刻印キートップでようやくお好みにカスタマイズできます。 ある種の人にとっては待望の、それ以外の人にとっては「???」なアイテムですが、一体何故このようなものが存在するのか、どんな人が何を求めて購入するのか、ここは敢えて予断偏見を述べず、メーカーによる説明をいくつか引用いたします。 ----- リアルプロフェッショナルの証である「無刻印キートップセット」 タイピングを極めた真のプロフェッショナルの証である無刻印キートップセット よりノイズのない究極の没入感で、クリエイティブな作業に集中 よりプロフェッショナルに、ミニマライズした HHKB Studio を ----- ……さておき、従来のHHKBシリーズはキーボードショートカットで大半の作業が完結するコーダー / プログラマーから熱烈な支持を受けてきました。 一方、新シリーズのHHKB StudioはThinkPadの「赤ポッチ」のようなポインティングスティックと、指をすべらせて入力できるジェスチャーパッドを一体化することで、より広い範囲でクリエイティブな作業に携わるユーザーにも向けた位置づけ。と同時にカスタマイズを強調した製品です。 キーワードに没入とあるように、視覚的な刺激を抑えるため本体色は(いまのところ)黒い『墨』のみのラインナップ。 黒いキーに黒い刻印はもともとあまり目立つものではありませんが、そのわずかな刻印すら煩わしい、手元に眼を落としたときQWERTY配列や単語が目に入るだけで乱されるような、高度に集中した繊細な状態でフローに乗って作業するユーザー向け、なのかもしれません。 もう少し分かりやすい「無刻印」の意義としては、HHKB Studioの売りのひとつでもある柔軟なカスタマイズでキーを入れ替えた場合にも「無刻印キートップなら印字に惑わされず、より快適にお使いいただけます」(PFU)。 タイピングを極めた真のプロフェッショナルでも惑わされるんですね?空から落ちる仙人みたい!と思わないでもありませんが、タイピングを極めHHKBと人機一体の域に達しキートップの印字などもはや見る必要がないのが真プロ(略称)、だからこそ無刻印キートップが真プ(略)の証、とすると、見ないなら刻印あってもなくても良いのでは?といった難しい疑問につながるためここでは省略します。 HHKB Studio キートップセット(墨) 無刻印は英語配列版 6600円、キー数が多い日本語配列版は7590円。 いずれもキープラー(引き抜き工具、キートップとキースイッチ両用)付属。 直販PFUダイレクトでは、先着1000名の購入者にオリジナルステッカーを同梱するキャンペーンも実施します。