児童らが方言を交えて昔話を披露 米沢とんと昔の会による発表会
置賜地域に伝わる昔話をテーマとした語り部の会・米沢とんと昔の会(渡部秀丈会長)による発表会「おしょうしな語りのつどい」が23日、米沢市のよねざわ市民ギャラリーで開かれ、語り部姿の児童らが堂々と発表した。 同会に所属する小学1~5年の児童が「置賜のびっきと村山のびっき」「おっかなくておもしゃくてもごさい話」など、自分で選んだ昔話に方言を交え、緊張した面持ちで披露した。会場には約80人の聴衆が集い、児童が結びの言葉「とーびんと」で締めると、温かい拍手が沸き起こった。同会の大人たちによる語りや置賜地方の方言クイズもあり、盛り上がった。 同市愛宕小2年、吉田周平さん(8)は「たくさんの人に聴いてもらえて楽しかった」と満足げ。渡部会長は、親子の情愛や自然の畏怖、地域の言い伝えなどを語る昔話は「生きる上で大切なことを教えてくれる」と話した。