船舶免許いらず! 静粛性と低燃費を両立する船外機「HONDA BF2」があれば釣りの幅がグッと広がる
2024年3月30日(土)・31日(日)の2日間、代々木公園で開催された「アウトドアデイジャパン東京2024」。広大な会場にはアウトドアメーカーや関連ショップ、自動車メーカーなど126ものブースが建ち並び、2日間の開催で約12万人のアウトドアファンが来場しました。ここではソトラバ編集部が同イベントに潜入し、気になったアイテム(ブース)を紹介します。 【写真】わずか13.6kgと軽量・コンパクトなホンダ製の船外機を見る(全10枚)
船外機メーカーのホンダマリンが出展
ここで注目したのは、ホンダマリンのブースです。アウトドアフリークのなかには釣り愛好家が多いのは周知の事実ですが、今回のイベントには、釣り人の関心を集めていた魅力的な船外機が展示されていました。 通常、エンジン付きのボートで釣りをする場合には、船舶免許が必要ですが、船体の全長が11フィート(3.3m)を超えず、搭載する動力の合計が1.5kw(2馬力)未満の場合には、船舶免許がなくても操船することが可能です。ようするに2馬力の船外機なら免許がなくても気軽に使えるということです。
空冷エンジン採用でエンジン内部の循環洗浄が不要
国内外には数多くの船外機メーカーが存在しますが、ホンダからリリースされる2馬力モデル「HONDA BF2」は群を抜いて性能が飛び抜けています。同モデルは自然に優しい4ストロークエンジンとなり、静粛性が高く低燃費。重量も13.6kgと軽量なので女性でも簡単に持ち運びができます。 さらにホンダの最高傑作として知られるスーパーカブと同じ自動遠心クラッチを採用。スロットルのグリップ操作だけで速度のコントロールが可能で、空冷方式とすることで使用後にエンジン内部の循環洗浄作業が不要なのもうれしい限りです。使用後に本体を洗浄し、定期的なオイル交換さえすれば長く愛用することができるのも大きな魅力といえるでしょう。
さまざまなタイプのボートに搭載可能
このHONDA BF2は、手軽に使える船外機とはいうものの、これから釣りを始めようと考えている人にとって、エンジンボートでの釣りはワンランク上の難しさを感じてしまうかもしれません。しかし、ボートでの釣りを一度経験してしまえばその面白さに魅了されるはず。 湖沼でのブラックバス釣りでは今まで手の届かなかったポイントを攻めることができ、湾内の海釣りでは機動力を活かして色々な魚種にも挑戦できます。 HONDA BF2と相性の良いボートは、インフレータブルと呼ばれる空気で膨らませるゴムボートやコンパクトなFRPボート、アルミボートなどがあり、トランサム(エンジンマウント)が付いているタイプならばカヌーでもOK。価格も安いモノなら5万円程度から探すことができます。インフレータブルタイプのゴムボートであればカートップの必要もなく、コンパクトなHONDA BF2とともに、一般的な乗用車でも積載できるので問題ありません。
LOGOSとコラボした船外機ケースを発売予定
また、ホンダマリンでは人気アウトドアブランドであるLOGOSとのコラボ商品として肩掛け用ストラップが付いた船外機ケース(完全防水)を発売。積載時にはシートバックを利用して、船外機を立てて積むことができるのでガソリン臭さを軽減すると同時に、パッド入りケースが船外機への傷を防止してくれます。 釣りの世界を広げてくれるボートフィッシング。お手軽なHONDA BF2は最高の相棒になることは間違いありません。これからボートフィッシングに挑戦してみたいと考えているのなら、選ぶべき2馬力エンジンは一択と言っても過言ではなさそうです。
ソトラバ編集部