秋バラ、和紅茶、優雅な時間 水俣市のエコパーク 11月10日までフェスタ
秋のバラが楽しめる「水俣ローズフェスタ秋」が、水俣市のエコパーク水俣で開かれている。27日は、九州の和紅茶を集めた「九州和紅茶サミットinみなまた」もあり、来場者はバラの甘い香りをかいだり、和紅茶を味わったりと優雅なひとときを過ごした。 ローズフェスタは、市などでつくる実行委員会が春と秋に開催。バラ園を管理する本田洋志さん(54)によると、今年は猛暑の影響で開花が遅れ、見頃は11月上旬になりそう。 27日は中央ステージに仮装用の衣装を貸し出すハロウィーンブースが登場。家族連れが魔法使いにふんして記念撮影していた。自宅でバラを育てている鹿児島市の男性(61)は「春に比べて花の数は少ないけど、一輪一輪じっくり見て楽しんでます」。フェスタは11月10日まで。バラ苗の販売やイルミネーションの点灯もある。 九州和紅茶サミットは、国産紅茶のPRを目的に、水俣・芦北地域の生産者らでつくる実行委員会が開いている。熊本、福岡、宮崎、鹿児島の生産者ら約20軒が出店。開場前から約50人が列をなす人気ぶりで、来場者は専用のティーカップを購入して各店を巡り、飲み比べていた。みなまたスイーツの販売もあった。
水俣市の女性(28)と鹿児島県出水市の女性(28)は「この日が来るのを毎年心待ちにしている。冬に自宅で楽しむ紅茶を選びたい」と話した。(久保田尚之)