千葉県にインフルエンザ注意報 全保健所で感染増 君津、船橋市、海匝など多く
千葉県は11日、インフルエンザ注意報を発令した。県内の定点医療機関から1週間(2~8日)に報告された1医療機関当たりの患者報告数が13・23人となり、国の注意報基準値(10人)を超えたため。現行の感染症調査が始まった1999年以降、3番目に早い時期の発令。昨シーズンは最も早い、9月20日に発令していた。 県疾病対策課などによると、1医療機関当たりの患者報告数は前週(8・14人)の約1・6倍。県内全ての保健所で前週に比べ増加し、君津、船橋市、海匝などで報告数が多くなっている。年齢別では10歳未満が922人、10代が853人と児童・生徒の感染が目立つ。 県は対策として、重症化を避けるための予防接種のほか、こまめな手洗いや「咳エチケット」を呼びかけている。