豊嶋亮太が日本ウエルター級王座を返上 減量苦によりスーパーウエルター級で「再スタート」
プロボクシングの日本ウエルター級王者だった豊嶋亮太(28)=帝拳=が25日付で王座を返上したと26日、日本ボクシングコミッションが発表した。5月4日に日本同級王者だった坂井祥紀(横浜光)に挑戦し、2-1の10回判定勝ち。新王者となったが、減量が厳しくスーパーウエルター級への転級を決めた。25日に帝拳ジムも公式サイトで発表していた。 豊嶋は「ここ2~3年ほど試合のパフォーマンスが良くないと感じており、良い感覚に持っていけず練習の動きがほぼ出せない時があり、長い間応援してくださっている方々から心配されることもありました。チャンピオンはベルトを守ってこそチャンピオンということは十分認識していましたが、一番大事なことは、勝つために必要なことは何かと考えてスーパーウエルター級への転級を決意しました」と説明。 「帝拳ジムに入門して10年間、当たり前のことですが計量失格はなく、契約ウエートの試合もありません。常にウエルター級のウエートを作りあげてきましたが、スーパーウエルター級に上げることで自分の再スタートと考えています。まずは日本、アジア圏のチャンピオンを目指して、そこを足掛かりに先を目指せるようにこれからも頑張ります」と決意を示した。 プロ戦績は豊嶋が23戦19勝(11KO)3敗1分け、坂井が46戦29勝(15KO)14敗3分け。