【日経平均株価考察】トランプ・トレードは織り込み済みか。利益確定売りも出やすい局面
4万円直前でもみ合う展開が続く
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。足元では、ローソク足の実体が25日移動平均線、75日移動平均線、200日移動平均線という主要な移動平均線付近でもみ合う動きが続いていました。先週は4日が文化の日の振替休日のため休場で。営業日は4日間でした。週初5日(火)は小幅な陽線、6日(水)は長い陽線となって200日線、25日線を突破しました。その後は短い陰線が続きましたが、主要な移動平均線は維持しました。 今後の展開はどうなるでしょうか。主要な移動平均線を回復したのは、いい兆しです。今後、上昇が続くためには、心理的節目となる4万円を突破したいところです。4万円を抜けると、大きな節目はなく、7月11日の最高値(4万2426円)が視野に入ってきます。ただし現状は3万8000円~4万円のレンジ内の動きが続いています。どちらかに抜けるのを確認してから出動してもいいでしょう。短期で狙うなら3万8000円付近での押し目買いもチャンスがあります。
参考資料
・日本経済新聞 日経平均株価
下原 一晃