「マジで気持ち悪い」パリ五輪で露呈した“汚染問題”。大腸菌まみれのセーヌ川開催に地元職員からも批判殺到!「正気の沙汰ではない」
7月26日に開幕するパリ五輪。4年に1度の“夏の祭典”に向けてムードも高まってきたなか、開会式やトライアスロン、オープンウォーターの会場になっているセーヌ川の水質問題が話題になっている。 【画像】大腸菌が大量検出!自らセーヌ川に入って安全性をアピールするパリのイダルゴ市長をチェック! セーヌ川は、水質汚染と健康問題を理由に1923年より遊泳が禁じられてきた。そこで、パリ市は浄化改革のために14億ユーロ(約2300億円)もの資金を投入。しかし、今でも大腸菌が大量に検出されている。そうしたなか、パリのイダルゴ市長は17日、自ら泳いで安全性をアピールした。 アイルランド紙『The Irish Sun』は、「選手をうんちで満たされたセーヌ川に突き落とすのは“愚か”だ。世界チャンピオンは病気になり、労働者は激怒する」と題した記事を掲載。「廃棄物を貯留し、下水道から川への流出を防ぐための巨大な貯水池を建設するなど、多大な努力をしたにもかかわらず、結果は期待を下回り、選手たちの安全と健康について疑問と懸念が生じている」と警鐘を鳴らした。 さらに同メディアは、匿名を条件に『The US Sun』の取材に応じた市の環境局職員のコメントを次のように紹介している。 「IOCとオリンピック組織委員会がそのような考えを持っていて、今、セーヌ川で開会式といくつかの競技を開催することを推し進めているのは正気の沙汰ではない」 「水質は非常に悪く、汚れだらけで、どんな活動にも適していない」 「化学物質、人間の排泄物、その他の汚れたもののレベルが非常に高いため、大腸菌のような細菌がいたるところに存在している」 「この水が不潔で、マジで気持ち悪い。どんな汚い言葉を使っても構わないことを私たち全員が知っている」 「水をきれいにするために費やされた14億ユーロは無駄だった。マクロン大統領とパリ市がそのような幻想、夢を持っていたために、この種のお金が台無しになったことに人々は憤慨している」 世界トライアスロン大会規則によると、「水100ミリリットルあたりの大腸菌コロニー形成単位(CFU)が1000を超えた場合、医療委員会がゴーサインを出さない限り、トライアスロンの水泳は中止しなければならない」という。はたしてセーヌ川でパリ五輪は無事開催できるのだろうか。 構成●THE DIGEST編集部
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