関東自動車が完全キャッシュレスバスの実証運行を開始
とちぎテレビ
運賃の支払いを交通系ICカードだけで対応する、完全キャッシュレスバスの実証運行が1日、宇都宮市内で始まりました。 宇都宮市に本社を置き、路線バスなどを運行する関東自動車は1日から、JR宇都宮駅東口エリアで、完全キャッシュレスバスの実証運行を始めました。 実証運行は、現金の利用者や公共交通を利用していない人に、ICカードの便利さを知ってもらい、利用の拡大を図るのが目的です。 完全キャッシュレスバスは、運賃の支払いを交通系ICカードに限定していて、運賃箱の現金投入口にはカバーを取り付けてあります。運賃を「totra」や「Suica」などのICカードで支払いますが、現金払いもできるほか車内で運転手がtotraを販売するなど、ICカードの利用を勧めキャッシュレス決済の拡大を図ります。 運行路線は、宇都宮駅東口が発着の7つの路線です。初日の1日は午前6時20分にJR宇都宮駅東口を出発する平松本町線から運行が始まり、関東自動車の職員がバス停で、実証運行の開始を利用者に呼びかけました。 関東自動車によりますと、2021年3月に「totra」を導入して以来、キャッシュレス決済の比率が平均88%まで上昇しているということです。 実証運行は2025年2月末まで行われます。
とちぎテレビ