「なんてつたって僕らのアイドル」 打感で選ぶお手頃中古軟鉄鍛造アイアン6選
軟鉄鍛造のキャビティはスコアにも貢献してくれそう
スコアメークのためには、わずかでもキャビティの要素が入ったモデルが有効だろう。ダンロップの「スリクソンZX7」(2020年)は発売から4年近く経過した今も人気がある。「ZX5」より一回り小さく、キャビティも浅い。ソールにもお助け要素があり、打感にも優れたモデルとして名前が挙がる。新製品発売のうわさからか、初代ZX7の価格が下がってきた。6本セットで6万円台から探せるはずだ。 テーラーメイド「P7MC」(2020年)も高価で推移してきたが、9月の「P7CB」発売の影響により6本セットで7万円台まで下がってきた。ハーフキャビティでズシっとした打感が味わえる。ほぼマッスルバックと言える形状だが、使いこなしたくなる逸品。 プロギア「01 アイアン」(2023年)も重厚な打感の良さが味わえるキャビティで、6本セットで7万円台とこちらもお買い得に。ヤマハ「RMX VD/R」(2023年)は、筆者が気になっているアイアン。焼きなまし製法で打感が良く、意外と寛容だ。やはり6本セットが7万円台とお手頃感が出てきた。 軟鉄鍛造の分厚い打感にこだわればこだわるほど、ゴルファーはミスの打感も余計に知ることになる。練習を重ねてミスを減らし、心地よい打感を求めて、使いこなせるようになるのもゴルフの楽しみだ。シンプルで何の変哲もない軟鉄鍛造アイアンは、流行に左右されず長く愛せるはず。練習して、うまくなりたい人の参考になればうれしい。(文・田島基晴)