【意外に低収入!?】あこがれの職業「宇宙飛行士」!年収はいくら?試験合格にはどれだけの時間と費用をかける必要がある?
宇宙飛行士は、いつの時代も多くの人があこがれる職業の1つです。ただ、各国が宇宙開発競争を繰り広げる現在では、あこがれだけでなく現実的な職業としても注目されています。職業である以上、その年収が気になる人は多いでしょう。また、宇宙飛行士になるための試験についても知っておきたいものです。 そこで本記事では、JAXAに所属する宇宙飛行士の年収や、宇宙飛行士試験の概要などを紹介します。
JAXAの宇宙飛行士とは
・JAXAの宇宙飛行士の主な任務 JAXAの宇宙飛行士の主な任務は、さまざまな実験やISSでの活動です。ISSの一部である日本実験棟「きぼう」では、宇宙空間特有の微小重力や高真空を利用して、物理学や生物学などに関する多種多様な実験が行われています。ISSでは、ISS全体や「きぼう」のシステム管理、修理・保全などが主な仕事です。必要な場合には宇宙服を着て「船外活動」も行います。
JAXAの宇宙飛行士になるための試験の概要
JAXAの宇宙飛行士になるには試験に合格する必要があります。では、試験に合格するまでには、どのくらいの時間と費用が掛かるのでしょうか。 ・合格までの流れ JAXAの試験に合格するまでには、大まかに、書類選抜、第0次選抜、第1次選抜、第2次選抜、第3次選抜をクリアする必要があります。 ・JAXAの試験はいつ実施されるのか JAXAの試験は、定期的に実施されるわけではありません。試験と検査の前には、JAXAから「宇宙飛行士候補者募集」のアナウンスがあります。 ・試験期間と費用 第3次選抜まで進んだ場合の試験期間は約10ヶ月です。また、エントリーシートに結果を記載するために必要な健康診断の費用と、第1次選抜までの旅費が自己負担となります。
JAXAの宇宙飛行士の年収はどれくらい?
・JAXAの宇宙飛行士の年収 JAXAの研究職員(平均年齢44.5歳)の平均年収(2021年)は865万円です。そのため、宇宙飛行士の平均年収も、おおむね同程度でしょう。ただし、宇宙飛行士の場合は、知識、能力、実績などに応じて特別手当が支給されるため、研究職員の平均年収より、もう少し高くなると考えられます。