【ウエストランド河本太の『人生相談する側チャンピオン』】第2回 爆笑問題さん! 僕は井口の隣でうなずいていればいいんですか!?
――河本さんがネタ作りに挑戦するというのはどうでしょう? 河本 作ったことはありますけど、井口に言わせると漫才として成立してなかったみたいですね。 太田 でもそれもさ、何をもって成立してるかって考え方によってまた違うからね。俺らの時代は、これで漫才が成立しますっていう基準がなかったから。 河本 なるほど。だから成立してないというより単に面白くなかったんでしょうね、たぶん。 太田 そういうことだ。 一同 (笑) 田中 ただ、コイツは生き方だけは誰よりも芸人なんだよ。昔の芸人みたい。 河本 それだけはよく言われます。能力がともなってないんですよね。 ――そういう河本さんだからこそ、人に話を聞きに行く連載をやったら面白いんじゃないかと思ったんですよね。 太田 それは誤解だな。そういうこと言う人って必ずいるんですよ。「爆笑問題は田中のほうが面白い。田中のおかげでもってる」とか。いやもう勘弁してよ(笑)。 田中 「実は分かってます」風の人ね。 河本 田中さんと僕を一緒にしないでくださいよ。田中さんはスターですよ。 太田 スターじゃないよ。「ケンミンSHOW」やってるだけの男だよ。 河本 十分すごいじゃないですか!(笑) 太田 コイツは「ケンミンSHOW」のカンペ読んでるだけの男。 田中 あとは全員に話聞くだけね(笑)。 ■爆笑問題のネタなんて誰でも考えられる ――僕や河本さんは十代の頃に「ボキャブラ天国」が直撃した世代なんですけど、「ボキャブラ」のネタは田中さんが作ってたんですよね? 田中 そうそう。「『ボキャブラ』に関してはダジャレだからお前が考えろ」って言われてね。 太田 最初は俺が考えてたんだけど、だんだんネタ作りに忙しくなってきてね。だってつまんねえヤツってダジャレうまいじゃん。親父ギャグ言うやつなんてだいたいつまんねえヤツなんだよ。 河本 そうですよね、とは言いづらい...(笑)。でもあれだけのオバケ番組でヒットしたギャグを連発するってすごいことじゃないですか。 太田 だって「ボキャブラ」っていう番組がヒットしたのはダジャレの要素だけじゃないからね。 河本 それもそうか...。