財務省の思うつぼ「年収の壁」議論 本筋は29年放置の「ステルス増税」停止だ 代表の不倫報道も国民民主党に公約実行の責務
立民が衆院の予算委員長を取ったことも筆者の懸念を助長させる。この人事で石破政権は来年度予算成立まで延命が保証されているという噂も出ている。
石破政権を勢いづかせる事件も起きた。国民民主党の玉木雄一郎代表の不倫報道だ。あまりにできすぎたタイミングだ。玉木氏の記者会見は潔かったが、イメージダウンは避けられない。国民民主党は次期国政選挙で票を減らすだろうが、党として公約を実行する責務がある。実質減税へ邁進(まいしん)すべきだ。 (元内閣参事官・嘉悦大教授 高橋洋一)