夫・太田光とは「60歳になったら船で世界一周しよう」と約束していたはずなのに【太田光代さん連載】|STORY
妻との時間を大切にしたい、そんな理由もあってスパッと引退された上岡龍太郎さんが羨ましい!!
たとえば上岡龍太郎さんは58歳でスパッと現役を引退された。それまであまり構ってあげられなかった奥様との時間を大切にしたい、一緒に過ごしたいという理由もあったと聞いています。太田光には、そんな気持ちはさらさらない(笑)。 彼は“区切り”をつけたがらない人。一生芸人でい続けたいんでしょうね。 私が離婚を切り出した時、彼は「俺は離婚しない」と言いました。そう言うなら少しは改心してくれるのかと思ったら、そんな気配はゼロ(笑)。年を重ねて多少の心境の変化は出てくるかもしれないけれど、心を入れ替えるなんて絶対ない。悪く言えば頑固、よく言えば一貫性があるというのか……。 今は向こうが別れないと言っているからこういう状況ですが、将来的に夫が別れたい、と言ってくる可能性もあるわけです。その時はスパッと別れようと思っています。いろんな可能性を考えて対策をするのが私なので。 もし彼が他に好きな人ができた、別れたいと言ってきたら、それは全てを捨てる覚悟ということ。究極にめんどくさがりの人がそう言うならそれ相応の覚悟があるんでしょうね。私も幕引きします。
「あなたは一生舞台の上に立っていたいんでしょ。テレビもやっていきたいんでしょ。じゃあ、これからはどうする? 芸も老後も」
私、お笑いや音楽などのエンターテインメントは心のサプリとして人間にはなくてはならないものだと思っています。免疫力が上がって元気になる。これからどんどん高齢化が進みますが、人間、年取るだけで憂鬱感が増していきますから、漫才とか本当に必要だと思う。 ライブ、テレビ、ラジオ、YouTube、ポッドキャストもあるし、いろんな発信の場が増えているからスタイルや見せ方をアレンジしていく必要もあるでしょう。自分たちの芸がどれにフィットするのか、どこで何をやるのが適切なのか、判断しなきゃならないケースもあります。 夫にはそういうお笑いの最前線で芸事に専念させてあげたいと思う一方で、離婚しないのなら、老後私たちはどうするのよ!! ということもちゃんと考えてもらいたい。お笑いの未来も大事ですが、夫婦の今後も大切なんですから。 次回は、太田社長の60歳のお誕生日に開かれた還暦パーティの様子をお届けします。光さんはどんなお祝いをしてくださったのでしょうか? 乞うご期待! ■太田光代(おおたみつよ) 1964年7月6日、東京都生まれ。モデルやタレント活動などを経て、1993年、芸能事務所・タイタンを設立。現在は社長業のかたわら、自身もタレントとして活躍。夫は爆笑問題の太田光。2カ月に1度、東京銀座で行われる『タイタンライブ』を、『爆笑問題 with タイタンシネマライブ』として、全国25のTOHOシネマズ系映画館にて同時生中継しています。詳しくはHPをチェック! 撮影/河内 彩 ヘア・メイク/清水寛之 取材/柏崎恵理