歌手の門倉有希さん死去 乳がん、50歳「6月6日に永眠」所属事務所が発表 19年に罹患公表
「ノラ」などの楽曲で知られる歌手の門倉有希(かどくら・ゆき)さんが6日に乳がんのために亡くなっていたことが7日、分かった。50歳だった。所属事務所が発表した。 【写真】逝去した門倉有希さん 門倉さんは19年9月、自身のブログで乳がんに罹患(りかん)していることを公表。「今日は残念なご報告です。乳がんになりました」と書き出し、「胸の異変に気づいたのは昨年8月ごろでした。私は小さな頃から病気とは縁のない元気な子供だったので普通の“デキモノ”だと思い、市販の薬を塗っていましたが、ついに貧血で倒れ病院に運ばれました。検査の結果、がんが発覚しました」。所属事務所によると、昨年末にも患部に痛みがあったというが、市販の薬で対処し、仕事も継続。今年2月初旬に緊急入院したという。 ◆門倉有希(かどくら・ゆき)1973年(昭48)12月1日、福島県須賀川市生まれ。学法石川高時代は野球部のマネジャーとして甲子園に出場。94年「鴎…カモメ」で歌手デビュー。96年のNHK新人歌謡コンテストでグランプリ受賞し、紅白歌合戦にも出場した。コブシを効かした歌唱力で演歌中心に歌っていたが、その後路線を変更。98年の「ノラ」が80万枚のロングヒットとなった。155センチ、血液型A。 ▼事務所発表全文。 弊社所属の歌手、門倉有希が2024年6月6日 午前5時30分、乳癌の為 永眠致しました。 これまで応援してくださったファンの皆様、関係各社の皆様の生前のご厚誼に深謝いたしますとともに謹んでお知らせ申し上げます。 昭和48年12月1日生まれ 享年50歳 2019年2月に乳癌が発覚し5年4ヶ月間、闘病生活を続けながらステージに立ち続けてきましたが一昨年12月から体調不良でお休みを頂戴し、今年はデビュー30周年、もう一度ステージに立つ為、治療に専念してまいりましたが6月6日に永眠いたしました。 1994年2月23日『鴎…カモメ』でデビューしてから支えて頂いた関係者の皆様 暖かいご声援を頂いたファンの皆様、そしてここまで 門倉有希の治療をサポートして頂いた医療従事者の皆様にこの場をお借りして心よりお礼申し上げます。 30年間、門倉有希を応援、支えて頂いた皆様 本当にありがとうございました。 株式会社門倉有希音楽事務所 代表取締役金田大