高校生が大島紬の着付け体験 職人は10年で半減 生産量は最盛期の100分の1 奄美市
南日本放送
地元・奄美大島の伝統工芸大島紬に親しんでもらおうと、奄美市の高校で着付け教室が開かれました。 大島紬の着付けを体験したのは、奄美高校家政科の3年生11人です。生徒たちは、講師の指導を受けながら、襟を整えたりなるべくしわができないような着付けに挑戦していました。 「だいたい人差し指1本ぐらい入るぐらいの強さでこのひもが一番大事ですよ」 (大島紬の着付けをした生徒) 「なかなか普段着る機会がないので自分でできるか不安だったけどみんなと楽しく着付けすることができて良かったです」 「奄美の伝統の紬なので着けてみたいと思いました。とてもかわいくて肌触りも良いです」 (着付けの講師) 「奄美の伝統工芸なのですごい勉強だと思いますね。成人式も着けてほしいですから」 奄美群島でつくられる大島紬は、最盛期の1970年代には年間およそ30万反でしたが、去年は100分の1以下まで減少しています。職人の数も10年前の1000人から半減していて、後継者育成が課題となっています。
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