自動物流道路、ルート選定を首相指示 高速道路地下などに専用レーン
高速道路を活用し、荷物を自動運搬する「自動物流道路」の導入に向けて、岸田文雄首相は22日、デジタル行財政改革会議で、関係閣僚に夏までに想定ルートを選定するよう指示した。 自動物流道路は、道路空間を活用した人手によらない新たな物流システム。高速道路の地下や中央分離帯、路肩などに専用レーンを整備し、自動輸送のカートで荷物を運ぶことを想定する。 トラックの運転手不足が懸念される「2024年問題」や、増大する物流需要に対応するほか、温室効果ガスの削減効果も期待されている。また、高速道路の渋滞緩和も見込めるという。
朝日新聞社