ダイコン配り飲酒運転を「大根絶」 ドライバーに呼びかけ 三重
【津】ドライバーにダイコンを配り「飲酒運転大根!絶」―と呼びかける啓発活動が、年末の交通安全県民運動(10日まで)初日の1日、三重県津市戸木町の伊勢自動車道久居インター出口であり、津南地区交通安全協会の役員ら5人が地産のダイコン70本を配布した。 この日は「三重県飲酒運転ゼロをめざす推進運動の日」でもあることから、同協会と県警高速道路交通警察隊と津南署が実施。「より印象に残るものを」とダイコン(大根)と「根絶」をかけ、同協会役員が栽培した無農薬大根に啓発メッセージを描いた帯を巻いた。 役員らは、同インターを降り信号で停止中のドライバーに「飲酒運転ゼロの呼びかけです」「大根絶でお願いします」と大根を手渡すと、皆笑顔で受け取った。 県警によると10月末現在の飲酒運転検挙数は昨年より63件多い301件で、昨年1年間の303件に迫る数という。 交通警察隊の伊藤勝彦隊長(54)は「悲惨な交通事故を無くすため社会全体で根絶を図りたい。この大根を見て意識を高めていただけたら」と話した。